イチロー選手VS「これできないの?」 | 成績110番

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子どもの成績を上げるための具体的方法を紹介しています。

さて、今回は

「イチロー選手の10年連続200本安打達成」

として、受験とのからみをお話したいと思います。

 今回の記録はすごいですね。
実は、イチロー選手の記録の記事をみて、
私がつい次の言葉を思い出しました。

「えっ。これできないの?」

 この言葉は、

「普段やるべきことをやっていない」

生徒に対してでてきてしまいます。

もちろん、この言葉を生徒にいうと、
生徒の気持ちが揺らいでしまうので言いませんが、
心の中では、秘かに思っています(笑)

 しかも、こんな気持ちになるのは、

「以前教えていたときは、9割できていた問題」

ができなったときです。

今まできちっとやるべきことやってない生徒は、
こういったことがどんどんどんどん出てきます。

というのも、これからの時期、受験生は、
模擬試験の範囲も

「総合」

となって、本来の実力が試されるわけですから、
付け焼き刃の勉強しか、やってこなかった生徒は
だんだんボロが出てくるようになってくるのです。


 そして、私もこれからの時期中3を指導していると、
イライラしてくることがたくさん増えてきます。

ですが、毎年のことですが、

「講師の焦り具合」

と、

「受験生の焦り具合」

は、大抵2か月くらいずれています(笑)

 私が焦っている頃は、受験生は

「まだまだ・・・」

と思っていますし、受験生が焦りだした頃は

「だから何度もいったのに」

と毎年なっています。本当に

 1月入試の場合は、あと3ヶ月
 2月入試の場合は、あと4カ月
 3月入社の場合は、あと5ヶ月

となっています。できるだけ早くスタートするべきですよね。

 で、最初の「イチロー選手」のすごいところは、

「凡事徹底(ぼんじてってい)」ができている

ところです。言葉の意味としては、

「当たり前のことを徹底して行うこと。
 当たり前のことを当たり前にやってのける」

ということです。他にも似たような意味がありますが、
私はこのようにとらえてます。

 イチロー選手が毎年10年200安打を達成するには、

「鏡を見ながらの毎日何千回の素振り」
「徹底した食事管理」

「けがしないためのストレッチ」
「体調を維持するための健康管理」

など、「才能」以上に細かいことをきちっとやっている
と思います。

 1回だと「まぐれ」かもしれませんが、
続けるには、「まぐれ」はありません。

というのもこの時期になって受験生から、
いろいろ相談受けるのが、

「単語力不足です。どうすればを覚えられるでしょうか?」
「計算ミスが多いです。どうすれば計算力がつきますか?」

といった内容です。そして、そういった質問をする人は大抵、
今まで

「地味な努力をしてこなかった」

た人がほんどんです。

 例えば、単語に関して言うならば、

 「1日3語365日覚える」

ということをすれば、

 「1年間でほぼ中学3年間で習う単語マスターする」

ことになります。また、計算でいえば、

 「1日5題365日解く」

ことをすれば1年間で1825題解くことになります。

 これだとかなり計算力はつきますね。
ですが、こういった話をしても、生徒はピンと来ないようで

 「もっと、簡単ですぐに効果が上がる方法」

を求めてきたりします。
そして、そういった生徒に限って中々結果が出せないのです。

また、親御さんでもそうですが、
子供のやる気を引き出す方法は何かないのかということで

 「片手間で、すぐに効果のあるノウハウ」

を求めてたりします。そして、色々求めた結果、
効果がなくてガックリしたりしています。

ですが、このどちらの場合も忘れていることは、

 「凡事徹底」

ということです。いろいろ勉強に関しては、
素晴らしい方法があることは知っていますが、
それでもそれを毎日続けない限りは効果のないことばかりです。

 また、「子供のやる気を引き出す方法」もあるのですが、
例えば、

「子どもの欲しい物で勉強するのをつった」

としても一時しのぎなってしまうのです。
全ては、毎日毎日の小さな積み重ねです。

 勉強に関しては、塾の生徒でも成績が伸びている子供は、
間違いなく

 「宿題を毎回きちっとやってくる子供」

です。また、最近私が非常にうれしかったことは、
小学校からファックス指導で教えてきた生徒が、
中学になって非常に成績伸びてきてのですが、

その子も、

「本当にフッァクス指導を毎日欠かさず続けていた」

からだと思います。

 また、親御さんの中では、
お子さんの成績が優秀なご家庭の方が、
私のメールに登録している方がいらっしゃいますが、
そのお父さんも

「毎日子供のために一緒になって勉強して子供を励ましています。」

いえ、子供以上に勉強して子供に親の背中を見せています。

 すべては、

  「毎日毎日平凡なこと継続して非凡にしている」

からです。

 ぜひ、いろいろ変わったことを外に求めるのではなく、
自分自身の生活の中で出来る平凡なこと

 単語毎日3個ずつ覚える
 毎日計算問題を1ページする
 毎日漢字練習を1ページする

など。また、親としては

 毎日子供の良いところを1日1回ほめる
 毎日子供励ます
 毎日子供に笑顔で挨拶する

といった簡単なことからスタートしてみてくださいね。

 ちなみに、受験生に使っている計算力をつける数学の問題集は、
こちらです。
http://mshn.jp/r/?id=01p0i4865

 「とにかく毎日繰り返し続ける」

と2週間くらいで少し効果がでてきます。


 本当に、毎日、毎日の積み重ねって大切ですよね。


ある名経営者が行ったことですが、

「平凡も徹底して続ければ、非凡になる」

ぜひ、一緒にがんばっていきましょう。