尖閣問題が盧溝橋事件のようにならないかと心配 | ニュースな話題

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Yahoo!ニュース ; 尖閣諸島問題

http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/senkaku/


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尖閣問題で何か書こうとしている間に、問題がどんどんこじれてきてしまいました (>_<)


ひとつは、中国の異常とも思える報復措置。

閣僚級の交流停止から、レアアースの禁輸(中国は公式には否定)でゆさぶり、ついにはフジタ社員の拘束。(この拘束もニュースウオッチ9(9/24)の報道では、「旧日本軍の遺棄化学兵器を処理する関連工事が発注されるという情報を受けて現地調査のため河北省石家荘鹿泉市に向かった」とのことであり、誤解と偏見を承知で言えば『ハメられた』という見方もできるかと思う。)

中国内にも強硬派と穏健派がいるようですが、今回の件では強硬派が主導権を握っているようにみえる。


もうひとつは、「腰抜け」批判大合唱となった、船長の釈放。

あれだけ、「国内法に則って粛々と処理する」と言っておきながら、これにはたまげた。

日本人の人命優先の超法規的措置として理解するにしても、それなら堂々と指揮権を発動すべきだった。検察が処分保留の理由として外交的配慮を挙げたのは異常だ。誰がどうみても検察に尻を拭かせたとしか思えない。



このように問題がこじれてしまった背景は、


① 船長の処分への対応に時間をかけすぎたこと

  通常なら拘留の10日間延長は非難されるものではない。

  しかし、中国の首相自ら批判している状況を考えれば、中国側がこれでもかこれでもか

 と来る前に処分を下すべきだった。

 今回の処分保留には政治介入があったといわれているが、政治介入するんだったら

 「(処分の是非の判断検察に任せるが、)早急にこの問題の結論を出すように。」

 という形で介入したのなら、まだましだった。


② 水面下での調整が機能していないと思われること

  そんなことないだろうと思いたいが、超法規的措置とも言える手段で船長を釈放したのに、

  中国がなお謝罪・補償を要求してきている、しかもフジタ社員は解放されていないのをみると、

  日本はこの問題の解決について何の裏付けもなく、船長を釈放したようにみえる。

  →ジョーカーを安売りしてこの後どうするんだよ~


③ 対中強硬路線への中国の反発

  私は、今回の事件をエスカレートさせたのは、前原発言ではないかと思っている。

  前原外相は、就任会見で中国脅威論をぶっている。

  中国は、領海の問題だけでなく、前原外相の中国脅威論に反発しているのでないかと思う。

  そっちが友好路線を崩すんだったら、こっちもやったるでぃ、てなところか。

  だから、この問題は船長の問題をどうこういうだけでは真の解決にはならない気がする。



それで、今後どうするか?


①は終わったことで今更言っても仕方がない。


②について。

 まずは邦人の釈放が最優先。そのための水面下の交渉を精力的に行わないといけない。日本としては、船長を釈放した手前、日本人を釈放しないと日本の世論が持たないので、今後の交渉のテーブルに付けない、日中関係の再構築に向けた協議再開には応じられないとはっきり言うべきと思う。


③について。

 中国へのスタンスの再整理が必要。(強気路線を継続するのか、弱気路線に転ずるのか。)

 ②ともリンクするが、中国の脅威といったことを今後もはっきり明確に主張する、強気の外交で

 行くのか、それとも、中国脅威論は封印し、軟化路線をとるのか。


 強気の外交で行くなら、尖閣諸島問題も強気に出るべき。

 政府職員を常駐させるとか、周辺の海洋警備を強化するとか。


 また、強気・弱気のいずれをとるにしても重要なこと。

 それは、ASEAN諸国、ロシアとの連携強化です。

 中国は東シナ海だけでなく、南シナ海を巡ってもベトナムの漁師を拿捕するなどASEAN諸国ともめているようです。

 こうした中で、日本はASEAN諸国とも連携して、アメリカの後ろ盾も得ながら、アジア全体で中国包囲網を敷いていく必要があります。

 場合によっては、国連の舞台も使って、中国が覇権主義的行動を強めていることについて、国際社会が注視しているというメッセージを発出してもらい、中国の行動を抑えるようなことも考えるべきでしょう。



※ 尖閣諸島問題から、歴史で習った盧溝橋事件が頭に浮かんだ。

   これは下手すると、『逆・盧溝橋事件』『逆・満州事変』になってしまいやしないかと心配になる。

  日本は(交渉ルールは一本化するべきですが、)あらゆる外交ルートを使って接触し、中国との融和を

図り、この問題の早期解決に全力を挙げるべきです。



※9・27朝 ③を一部修正