「脱経済成長論」の現実性如何 | ニュースな話題

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経済の成長は人を幸せにしない 経済哲学者・ラトゥーシュ氏に聞く

http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201007130317.html

…経済の規模を徐々に縮小させ、本当に必要な消費にとどめることが真の豊かさにつながると氏は説く。

 「私が成長に反対するのは、いくら経済が成長しても人々を幸せにしないからだ。成長のための成長が目的化され、無駄な消費が強いられている。そのような成長は、それが続く限り、汚染やストレスを増やすだけだ」

 資源や環境の問題が深刻化する中で、「持続可能な成長」という考え方が国際的に広く受け入れられるようになった。だがラトゥーシュ氏は、「持続可能な成長」は語義矛盾だと指摘する。「地球が有限である以上、無限に成長を持続させることは生態学的に不可能だからだ」

 世界経済が長期不況にあえぎ、日本でも貧困問題が深刻化しはじめた。経済成長こそが貧困を解決するという経済学の「常識」が力を得ていく中、「脱成長」は旗色が良くないようにも見える。

 この点に関してはラトゥーシュ氏も、今の社会システムのままでマイナス成長に転じても事態はかえって悪化するだけだ、と認める。

 「より本質的な解決策は、グローバル経済から離脱して地域社会の自立を導くことだ。『脱成長』は、成長への信仰にとらわれている社会を根本的に変えていくための、一つのスローガンだ」 …

(2010.7.13 asahi.com)


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日本くらい国力がつけば、ゼロ成長経済社会でもいいのではないか?

経済構造の中身だけ変えていけばいいのではないか?

ブータンのように、幸福度を社会目標にしてはどうか。

そう思うこともある。



しかし、日本の場合、「超高齢化社会の到来」という現実が重くのしかかる。

経済成長を高齢化の費用(医療・介護・年金)が上回っている限り、

いつか破たんしてしまうのです。



そう考えると、高齢化の財源を作り出すためには、経済成長するしかないことになります。

自転車操業のごとく。



それ以外の選択肢としては、移民を積極的に受け入れるという手も考えられる。

もちろん、若年層限定で。

介護分野の規制緩和をして、介護分野の人材育成に熱心なフィリピンなどから受け入れれば、

介護分野の人手不足解消にもなる。

しかし、移民が日本に溶け込むには、相当の社会費用も見込んでおかねばならない。



さて、どうするか。

自転車操業のごとく、経済成長を追い続けるか?

移民国家へ舵を切るか?

どちらもいばらの道ですねえ。