【参議院の比例代表区で選出された議員が当該政党を離党し新党を結成することについて】
衆議院議員であれば、総選挙が近づくこの時期に自身の政治的立場を改めて見つめ直し、
見直すべきと思ったらその姿勢を明らかにして、新たな選挙に臨むということには、
まだ理解のしようがあります。
しかし、総選挙とは直接関係のない参議院議員がこの時期に離党して新党結成するのは、
選挙民に対する背信行為ではないでしょうか。
したがって、個々の政策に異論、反対は唱えても、当該政党で活動すべきであり、
そうできないなら、議員辞職すべきと考えます。
参議院に解散がないのは、選挙対応などに忙殺されずに6年間じっくり腰をすえて、
諸課題に対応してもらおうという趣旨と思われます。
であるならば、「小沢代表が気に入らん」といった政争や、そうした政争による離党が
今後ともまかり通るなら、もう参議院はいらない。
したがって、「参議院なんて、なくしてしまえー」 と思うのですが、
他の参議院議員の皆さんはいかがお考えでしょうか?
加えて、今回の新党結成に参加した、渡辺秀央、大江康弘、荒井広幸の3議員は、
比例代表で選出された議員であるゆえ、さらに問題がある。
言うまでもなく、比例代表は、政党を選ぶ選挙制度である。
それなのに、途中で政党を変更し、表向き是々非々の立場でキャスティングボードを握ると
言いながら、実質は対立する政党に近い政治ポジションをとろうとしている。
3人の議員先生方は、参議院で選出されたこと、比例代表区で選出されたことについて、
どのようにお考えになっているのでしょうか?
こんなことがまかり通るなら、「比例代表制もやめてしまえー」 と思いたくなります。
そうー 参議院も比例代表制も どっちもやめてしまえばいいんだ… よね。
【「やめる」を「やめた」】
政治家というのは 相対立する諸課題の対処方法について決断を下す人です。
その決断は ときには国民の生活を大きく変えてしまうものです。
そんな重要な決断をしなければならないのが政治家です。
したがって、決断のできない人や 国民が納得する説明なしに無節操にコロコロ決断を変える人には
政治家は向かないし、そういう人が政治家をするのは好ましくないと思います。
【民主党幹部の責任】
別にやめろというような大げさな話では全然ないですが、
今回の騒動について、民主党幹部の責任は少なからずあるのでないでしょうか?
政界では、今回の新党劇には自民党側の切り崩し工作があったーとささやかれています。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080829/stt0808290126001-n1.htm
与野党ねじれ国会で、参議院での少数与党状態を解消するために、
与党が、陰に陽に、野党に、とりわけ民主党に手をつっこんでくるのは素人的にも予想されたこと。
なのに、民主党は、渡辺秀央、大江康弘の両議院だけでなく、姫井議員までも
あやうく離党させてしまうところだった。
代表選に向け挙党体制をつくるどころか、執行部が不満分子を掌握しきれていないことが
明らかになった。民主党の脇の甘さを露呈するものでしょう。
今後、民主党は、早急に人身掌握に努める必要があるのでないでしょうか?
◇前代未聞のドタバタ劇 「ぶって姫」新党参加一日で撤回