東京都杉並区立和田中学校で進学塾講師による有料授業「夜スペシャル(夜スペ)」が26日、スタートした。自治体などが費用を負担、塾講師が補習などを行う事例は各地で増えているが、成績上位層を対象にした有料授業に都教育委員会からいったん待ったがかかり延期されていた。「ゆとり教育」の失敗で塾に頼らざるを得ない公立校。塾の刺激は学校教育を変える“特効薬”になるか“劇薬”か。
学校現場では「浮きこぼれ」「吹きこぼれ」という言葉がある。学習内容が大幅に減った学校の授業だけでは指導しきれない中上位層のことで、「落ちこぼれ」と逆の意味だ。
塾のない地方では「浮きこぼれ」をどう指導するか課題だ。
和田中「夜スペ」とは…
保護者らボランティアの学校支援組織「地域本部」が進学塾と連携し、高校受験を支援する有料の特別授業。平日夜に数学と国語の週3日のコースと、土曜(英語)も加えたコースがあり、月額1万8000~2万4000円。藤原和博校長は民間の「リクルート」出身。
(2008.1.26 産経ニュース)
夜スペシャルは、
○午後7時~9時半に、
○塾講師が独自の教材で、
○授業料(18,000円~24,000円)を払い、
○2年生を試験で選抜して、
実施するもの。
大手進学塾と連携する試みが話題となってきました。
これに対して、都教委は次のように指摘し、改善が図られることとなった。
○(教材作成に教師も携わるという当初案について、)教師の兼業に当たる恐れがある
→教師は相談に乗るだけ、となった
○機会均等の観点から疑義
→お金を払わないという人には考慮することとなった
○そもそも、特定の私塾による公立学校の使用は公共性・非営利性に反する
→地域本部(地元住民やボランティアで構成)主催とすることで、
学校教育外活動として位置づけた。
「地域本部」という仕組みを考案したのはエライ![]()
こうした動きに対して、文科省は、2008年度から4年間で全国の中学校1万校区に地域本部を設置する方針。
これからは教師、家庭、地域の3本柱で教育を推進するという姿勢です。
落ちこぼれをなくそうと思えば、吹きこぼれが出る。
学校の先生にとっては、悩ましいところですね。
でも、塾のない地方ならいざ知らず、なぜ、杉並区のような都会で、このような事業を実施しなければならないのか。
塾にまかせておけばよいのでないか???
という疑問が今の時点では若干あります。
記事は、1/25のフジテレビ「特ダネ!」を参考にしました。
《その他参考》
