番組捏造問題が波紋を広げている。
菅総務相は、関西テレビ「発掘!あるある大事典II」の捏造問題で、
事実を曲げないで報道することなどを定めた放送法に違反したとして、
30日、行政指導のうち最も厳しい「警告」を行った。
また、捏造番組の再発防止のため、放送法を改正する意向です。
これに対し、マスコミは、
「運用によっては報道の自由を損なう結果を招く。
憲法の保障する「表現の自由」が脅かされかねない重大なテーマだ。」
(信濃毎日新聞)などど、一斉に反発している。
国民がこれを聞いて、マスコミを支持するだろうか?
少なくとも、私は支持しない。
「報道の自由は当然だが、事実と異なったことを報道する自由はない。」
菅総務相は2月16日の記者会見でこう語った。
まさにそのとおり!
しかも、関西テレビは2月7日に総務省に提出した調査報告書では、
「放送法の視点からの検証が不十分で、再発防止策も具体策を欠いている」上、
「孫請け会社がすべてやったことになっていて(関西テレビの)経営全体の責任というのが全く書かれていなかった」(菅総務相)そうです。
総務相に報告書をつっかえされて、2月28日に再提出した報告書では経営責任を認めたそうですが、言われてからしぶしぶ認めるのでは自浄作用のなさを露呈したようなものです。
現在の状況で報道の自由をのうのうと言うのは、権力の上にあぐらをかいていると思われても仕方がない。
そこへもってきて、今度はTBSの捏造疑惑が浮上した。
TBSの人気番組「みのもんたの朝ズバッ!」に28日、捏造疑惑が浮上した。同番組は1月、不二家が賞味期限切れのチョコレートを回収して工場で溶かし、再出荷していたと報道したが、不二家が「事実と異なる部分がある」として説明を求めていることが分かったのだ。
(3月29日 産経新聞)
司会のみのもんたは、不二家問題に対し、
「廃業してもらいたい!」と、まさにズバッと言い放ったという。
不二家は、「平塚工場ではカントリーマアムは製造していない。小売店に出荷された製品が工場に戻る流通経路もないし、断じて工場外に出た物が何であろうと再製品化することはない」と猛反発している。TBSとの会話テープも公開した。
これに対し、TBS側は「録音を一方的に公表したのは、道義にもとる」などと反論。また、TBSプロデューサーが逆ギレしたとも取れる発言をしているそうです。(下記サイト)
「道義にもとる」って…。自身はどうなのよ。
また、こんなコラムがありました。
報道番組では、「演出」が目立つ。事実を細かく伝えるというよりは、悲しい音楽をバックに流したり、犯罪者の発言を紹介する時にわざわざ悪そうな声のナレーションが代弁したり、犯罪者の写真にもわざわざ極悪な表情のものを選んだりしている。こういった過剰演出は、本当に必要なのだろうか。犯罪学者のコメントも、犯罪者を安易にわかりやすく、単純に類型化するような、本当に酷いものが目立つ。
今回の「あるある大事典」での問題も、結局は視聴者誘導の行き過ぎた結果だろう。そうしないと観てもらえない、ということかもしれないが、本当にそうだろうか。テレビは少し、視聴者を下に見過ぎているのではないか。(作家・中村文則)(イザ)
同感です。
図に乗ってばかりいると、すべての番組や記事やら検閲にされちゃっても文句いえなくなりますよ。
《参考サイト》
番組捏造問題 政府の介入は無用だ (信濃毎日新聞)
情報番組の捏造発覚1カ月/危機感強める放送業界 (東奥日報)
番組捏造「経営責任明確化を」 総務相、関テレに再報告求める (中日新聞)
責任認め…開き直りも 捏造問題 (東京新聞)
不二家チョコ再利用報道、大筋間違いなしとTBS (読売新聞)
【TBS捏造問題】 不二家の抗議にTBS「朝ズバ」のプロデューサー逆ギレ (痛いニュース)
【コラム・断】視聴者を下に見るな (イザ)