タミフルへの対応をめぐって、厚労省が揺れに揺れている。
厚生労働省は、2月28日の段階では、発症後2日間は未成年者を1人にしないよう注意喚起したにとどまっていたが、3月21日未明になって10代への使用中止を求める緊急安全性情報を出すよう、輸入・販売元の中外製薬に指示したと発表。
この段階ではまだタミフル服用と異常行動の因果関係については「否定的」との見解を述べていた。
ところが、22日の定例記者会見で、厚生労働省の事務次官は、因果関係について「これまで『否定的』という見解をとってきたが、虚心に検討する。今後、判断も変わりうる」と述べ、従来の見解を事実上撤回したという。
こうも見解がころころ変わった原因は、社会的にこれほど問題になる中で、厚労省が事態を深刻に受け止めず、まじめに実態把握をしようとしてこなかったことにありそうです。
(前略)…また、服用後に異常行動をとりながら死亡に至らなかった負傷事例を分析していなかったことも明らかにした。同省によると、転落・飛び降りなどの異常行動による負傷事例は、未成年11件、成年4件。これ以外の死亡事例8件は専門家が分析を加えるなどしていたが、負傷事例は副作用が疑われる情報の一覧表に担当者が目を通す程度だったという。医療機関から今月19日の飛び降りが20日に報告された際、過去の事例を洗い直すまで、同省安全対策課では負傷事例が15件に上ることも把握していなかった。(3月23日読売新聞)
しかし、なぜ使用禁止が10才~19才なのか?
フジテレビ「とくダネ!」に、厚労省インフルエンザ脳症研究班・根津医師が電話出演し説明した内容によれば、
「異常行動が事故に結びつくのが10代であるというのが厚労省の見解である」とのこと。
→つまり、10代で相次いで事故が起きていることから、
とにかく10代については緊急避難的に原則禁止にするというもの
この他、「とくダネ!」では
① インフルエンザ脳症については5才未満の幼児にかかりやすく致死率も高いため、禁止にはしなかったのではないか
② 過去に「百日ぜき」が流行した中でワクチンを中止した結果、死亡者が急増した経緯があるため、明確な因果関係がないと完全な使用禁止には踏み切れないのだろう。
といった他の識者のコメントも紹介していました。
コメンテーターが言ってました。
異常行動を起こさない人もいるということは、人によって薬との相性、体質が関係しているのではないか?それがわかれば、人によって処方を分けることも可能となるので実証的な研究分析を早急に行うべきだと。
→私も同感です。
あと気になるのが「なんで日本だけ?」
これも「とくダネ!」によると、タミフルは世界100カ国に流通しているが、なんと日本だけで約8割、アメリカが約1割を占めているという。
とくダネでは、日本は健康保険制度が充実しているからだとか国民性だとか、きれいにまとめていますが、ほんとにそれだけなのでしょうかねえ。
この問題が起きるまで知りませんでしたが、実はインフルエンザの特効薬としては、タミフルのほかにリレンザという薬も昨年承認されています。
タミフルが経口薬であるのに対しリレンザは吸引タイプとなっており、服用するのに少々手間がかかるらしいですが、副作用はタミフルに比べて小さいともいわれています。
しかし、日本にはリレンザの在庫はほとんどありません!!
それは、日本がタミフル一辺倒の備蓄策をとってきたからです。
なぜタミフルオンリーなのか?
アメーバニュースで、ずばり!『アメリカのラムズフェルド前国防長官とタミフルをめぐる巨額の利権説』を取り上げています。
その真偽のほどはどうなんでしょうか? 興味しんしんです。
《参考サイト》
インフルエンザ情報サイト (グラクソ・スミスライン) ※わかりやすい内容、アニメーションもあります
くすりの情報 リレンザ
(グラクソ・スミスライン) ※吸入方法の動画解説、取扱説明書など
インフルエンザ特効薬「タミフル」と「リレンザ」の違い
ここ数年インフルエンザの特効薬(実際には使い方やインフルエンザの型などによってよく効き目があったりなかったりするものなのですが)として注目されているのがタミフル(ロシュ・中外製薬より販売。オセルタミビル)です。カプセル剤と小児用のドライシロップが国内で販売されています..........≪続きを読む≫
[アメーバニュース]
ラムズフェルド氏とタミフルを巡る巨額の利権説
因果関係はいまだはっきりしていないが、インフルエンザの特効薬としてタミフルを服用した未成年の不審死が続発した.......... ≪続きを読む≫