安倍内閣の不人気について | ニュースな話題

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読売新聞社が17、18の両日実施した全国世論調査(面接方式)で、安倍内閣の支持率は43・8%で、2月調査(45・3%)から1・5ポイント減り、5か月連続で減少した。(3月19日 読売新聞)

安倍内閣の支持率が相変わらず低空飛行を続けている。


小泉氏が後継として白羽の矢を立て、総裁選で圧勝した勢いは見る影もない。


安倍さん自身は、失政とか、「神の国」発言のような致命的な失言をしたわけではないのに、この低落ぶりはどこにあるのか。

安倍さんは、森元首相と違い、もともと国民的人気が高かった人だから、

この支持率低下には若干違和感を感じています。


そりゃ、首相になってから、いろいろありました。

タウンミーティングのやらせ問題、復党問題、本間税調会長の辞任、柳沢発言、

ホワイトカラー・エグゼンプション導入騒動、事務所費問題…

復党問題は予想通り大きかったが、そろそろ国民が忘れ始めてもよい頃。

(失礼!!)


閣僚の相次ぐ不祥事や失言は、たしかに政権のイメージダウンになってるでしょう。

松岡農水相の光熱水費問題は笑っちゃうほどあきれます。


しかし、私が一番感じるのは、首相と閣僚、自民党三役の間の一体感のなさです。

最近、マスコミはこぞって「安倍・中川にすきま風が吹いている」と

不仲説をはやしたてた。

これに関して、田原総一郎氏が書いたコラムがなかなかおもしろかった。

一部、要約するとこんな話。(敬称略)

・安倍と中川秀直はそもそもキャラクターが根本的に違う

 安倍は肉食動物で、中川は草食動物だ

・安倍は中川昭一だけでなく、亀井静香、平沼赳夫らとも本当は考え方が近い

しかし、彼らが清和会を脱会するのを画策したのが中川秀直だった


・安倍は本当は麻生太郎を幹事長にしたかった

 しかし、小泉後継の総裁選で、森善朗らが福田康夫を担ごうとしたのに対して、

 中川は安倍支持を打ち出し、安倍首相誕生の大きな流れをつくった

 だから、安倍は自分を選んでくれた中川を幹事長にした




よきにつけあしきにつけ、

我が国の実際の政治は、政策ではなく、人間関係…というか『恩の貸し借り』で動いているんだなあと感じさせる非常に興味深い話です。

しかし、それにしても、安倍と中川は基本的には水と油なのか、そうだったのか!

だから支持率が高いときは目立たないが、いったん悪くなるとすきま風が吹き出す。

田原さんは、両者はタカとリベラルでちょうどバランスがとれていていいから、

今の体制がベストというようなことを言われている。

私は、小泉政権のときのように、幹事長とキーになる閣僚には「忠臣」を置くのが

ベストと思います。

だけど、若い安倍さんの場合、舞台を切り回せる有能な忠臣がなかなか見当たらない。

以前にも取り上げましたが、

ホワイトカラー・エグゼンプション導入騒動のときの発言はまずいなあと思った。

1月5日、安倍首相は、記者団の質問に対し、

  「日本人は少し働き過ぎじゃないかという感じを持っている方も多いのではないか」

  「(労働時間短縮の結果で増えることになる)家で過ごす時間は、例えば少子化《対策》にとっても必要。ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)を見直していくべきだ」

  とも述べ、出生率増加にも役立つという考えを示したとのこと。 

一見、常識的な発言に見えますが、労働者が悪いんだとも受け取られかねないこの発言は2チャンネラーなどから総攻撃をあびることになる。

安倍内閣の支持率を分析したデータによれば、不支持が顕著なのは、

10代・20代の若年層だ。

これは、実は小泉政権の高支持率を支えた人たちでもある。

若年層は、安倍内閣の「再チャレンジ」政策にはほとんど関心を示していないが、

ホワイトカラー…には敏感に反応した。

そして、もうひとつの有力支持層であったおばちゃん層も柳沢発言で失った。

有能な忠臣がいれば、こんなことにはならなかったのに…。


しかし、最近は「下げ止まり」の傾向もみられるという。

半ばやぶれかぶれになった安倍さんが今後どんな行動に出るのか、見ものですね。



《参考サイト》


安倍内閣の不支持率、支持率を上回る  (読売新聞)


日本の行く末を左右する安倍・中川不仲問題の全真相  (田原総一郎のここだけの話)


安倍内閣支持率・不支持が逆転 出口なき悪循環  (MSN毎日インタラクティブ)


政治オぴにオン内閣支持率  (IMI声活エンジン)


やっぱり黙ればいいのに  (7days永田町)


報道各社の内閣支持率 トレンドは「安倍売り」 MSN毎日インタラクティブ)