(前回記事に書き足そうとしましたが、長くなったので分割しました。)
この映画が封切りされると、ヨーロッパでは不買運動が起きました。
しかし、ナイルバーチを買わないことが今のタンザニアにとっていいことなのかどうか、よくわかりません。
映画の中で特に気になったのが、ナイルバーチはあくまで『輸出用の商品』であって、
地元の人は高価すぎて食にすることができないという現実の中で、
ナイルバーチを加工した後の頭や骨を地元業者が持ち帰り、それを地元の人が食べているというシーン。
そして、頭や骨は、先進国に輸出するための食品加工工場と違って、食品衛生上の処理はなされない。
そうした中で発生したガスにより失明した女性が映し出されていました。
まったく行っていないからではないだろうか?
(人件費が安いだけではない)
多少値段が高くなってもいい。
現地の人が貧困に加えて、こうした2次的災害まで被るのはあまりにかわいそうです。
なんとかエチオピア政府や国連に働きかけて、地元工場に食品加工後の衛生処理までやらせるなり、
あるいは日本が支援するなり、できないものなのか。
または、一部の工場経営者にとどまらず、エチオピアの人々の隅々まで生活水準の向上がいきわたることを前提として、フェアトレードのような方法がとれないものか。
ただ、安い魚を「食い得」している のは、
国際的に名誉ある地位を占めようとする憲法を有する我が国の立場と
相容れない。