地球は人類にとって、ただひとつの故郷。その地球が、今、最大の危機に瀕している。
キリマンジャロの雪は解け、北極の氷は薄くなり、各地にハリケーンや台風などの災害がもたらされる。
こうした異変はすべて地球の温暖化が原因といわれる。
年々、上がり続ける気温のせいで、地球体系が激変し、植物や動物たちは絶滅の危機にさらされる……。
傷ついた地球を救うため、一体、今の私たちに何ができるのだろう?
(「不都合な真実」 introduction)
こうした地球温暖化の問題を突きつけたのが、もうひとうのドキュメンタリー『不都合な真実』。
アメリカドキュメンタリー史上、記録的なヒットを飛ばしているという。
2000年の米大統領選挙でブッシュ現大統領に惜敗したゴア氏(前副大統領)が、
出演していることで、全米で話題となりました。
京都議定書の策定に関わった彼は大統領選に敗れてから、「地球温暖化問題の伝道師」として、
アメリカ、ヨーロッパ、アジアで1000回以上の講演を行ってきました。
つい、先日も、映画の日本公開に合わせて来日し、テレビにも出演し、熱弁をふるったそうです。
この映画から、1年ほど前に、地球温暖化問題を取り上げたNHKスペシャル
「気候大異変」を思い出しました。
プロローグは、アメリカのフロリダを襲ったカトリーナ。
その巨大な「目」にせまりました。
調査中のパイロットが「こんな巨大な目はかつてみたことがない!」と言った超大型ハリケーンは、
アメリカに死者1400人以上、被害総額最大15兆円の甚大な被害をもたらしました。
このカトリーナの巨大化に影響を与えたといわれるのが、北大西洋の海面温度の上昇です。
この災害以来、アメリカの人々のあいだで、地球温暖化に対する関心が急速に高まり、
地球温暖化の対応に消極的だったブッシュ大統領も、とうとう一般教書演説で取り上げざるを得ない状況と
なりました。
地球はこのまま温暖化していくのか?
そのとき、人類はどのような危機に直面することになるのか?
世界各国の気象研究者によって組織された「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)が、
日本のスパコン「地球シミュレータ」によって、描き出された未来を番組は紹介していました。
シミュレーションが示す100年後の日本。
先進国のすべてが温暖化問題に取り組んだとしても、世界的な気温の上昇は避けられず、
日本では、1年の半分、5月~10月が「夏」になり、冬はなくなります。
春、夏、秋、そして春です。
これはあくまで100年後のはなしですが、
世界をみると、さまざまな地域で温暖化を先取りするかのような現象が生じているといいます。
各地で発生する熱波、集中豪雨、砂漠化、害虫の大量発生…
地球温暖化がすすむと、単に気温が上昇するだけでなく、気温の振幅が激しく、荒々しくもなるのです…
特に、
あのアマゾンのジャングルが100年後には砂漠化する
という予測 にはおったまゲました
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長々とNHK番組を取り上げましたが、こうした問題をあらためて突きつけたのが、
冒頭の「不都合な真実」です。
映画を観て驚きだったのが、ときには世界各地の氷河の現状を現地まで行って自分の目で確かめ、
様々な研究者の話を聞き、温暖化懐疑論にはすぐさま分析して反論を試みる~
その熱意、パワーの凄さでした。
地球温暖化問題に賭ける、これだけの熱意、知識、行動力を講演会だけにしておくのは
いかにももったいない。
次期大統領がだれになっても、ゴア氏を環境大臣にしてほしい。
それがダメなら、国連の環境担当とかね。
地球温暖化問題に賭けるあのパワー、熱意、知識、行動力…。講演会だけではもったいない。
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《参考サイト》
