小泉前首相、復党容認 「白旗上げたのだから認めれば」
小泉前首相は29日夜、郵政民営化をめぐる自民党の復党問題について「(復党条件を)のむことは白旗をあげて、土下座して戻ることだ。その場合、認めるべきだ」と述べ、11人の復党を容認する考えを示した。(11月29日 asahi.com )
11人が復党し、第1ステージが終わったところで開かれた83会の会合。
ここで、親代わりの小泉氏から復党容認の発言の場をセットするところが、自民党の心憎いところだ。
小泉氏は、「白旗をあげたのだから認めてよいのでは」と言った。
しかし、これは、以前の小泉政権でよくみられた『名を小泉がとり、実を抵抗勢力がとる』のと同じ構図だ。
それは復党組の発言をみればわかる。
野田聖子議員はHPで次のように述べている。
「(郵政民営化法案は)きちんと三年後の見直しが明記されているので、利用者にとってよりよいネットワークの維持など、そういうことを踏まえて全力で取り組みたい。」
→あれあれ、もう見直す話ですか
堀内光雄 議員のような改革派の気骨ある議員もいるが、民営化賛成に改宗までしたわけではないでしょう。他の造反組もおおかた面従腹背だ。
私自身は、以前にこのブログ に書いてますが、郵政民営化には反対の立場です。
しかし、表向き民営化したといいながら、道路公団のときのように何がなんだかわからないような改革をしてしまったら、困るのはそこで仕事をする郵政公社の職員であり、利用者の国民です。
それなら、いっそ、すっきりと民営化した方がまだましだとすら思います。
http://oiradesu.blog7.fc2.com/blog-entry-557.html
さてさて、83会はこのまま泣き寝入りとなるのでしょうか![]()
本来、彼ら彼女らは、復党が決まる前にもっと声を上げるべきだったのではないでしょうか。
なぜなら、彼らはもともと、郵政民営化選挙で賛成を旗印に得票を得て当選してきた人たちだからだ。
民営化反対派の「刺客」として送り込まれた人もいる。
したがって、郵政問題は安倍首相のいうようにさまざまな国政課題のうちのひとつにすぎない話ではなく、
まさに、彼らの存在意義にかかわる話のハズだ。
しかし、党内対立をあおるとの意見が出て、まとまった行動をとることができなかった。
もともと、単に前回選挙で当選した人たちが小泉氏のもとに集まっているのにすぎず、
83会の中で、83会を引っ張るような人物がいない現状では、致し方のなかったことなのでしょう。
しかし、数だけでみれば、その名のとおり、自民党衆議院議員294名中、83名を占める一大勢力である。
もし彼らが結束すれば、自民党を動かし、ひいては 『安倍政権=日本の政治』 を動かすことができるはずだ。
架空の政治ドラマなら、造反組が入ってくるなら自分たちは出て行くゾと、
83人がそろって離党 → 「新党83会」結成![]()
なんてあるかもしれないところですが、現実はそうもいかないでしょう。
ならば、自民党の中で発言権を強化していくしかない。
「政治は権力闘争」と、小泉氏はいみじくも言った。
『眠れる巨象』の83会がこれをきっかけに権力闘争に目覚め、一大勢力、発言権を築き上げるのか、
それとも「使い捨て」にされるのか。
真価が問われるところです。