28日、東京地裁で、堀江被告に対する裁判官の最後の被告人質問が行われた。
そこでは、ホリエモンに対して、裁判長が相当語気を強め、検察官ばりの突っ込んだ質問が行われたという。
以下、28日の報道ステーションから、概要を書き写してみました。まず番組のVTRから。
堀江被告は、社長としての指示につながる可能性のある業務上のメールの内容について聞かれると、
「記憶にない」「覚えてない」を繰り返す。
裁判長は、そんな堀江被告をじっと見据え、次のように話し始めた。
小坂裁判長 「記憶は再生できないの?」
堀江被告 「記憶は再生できないです」
裁判長 「記憶はある?」
堀江被告 「記憶はないですが…」
裁判長 「(そんな記憶だったら)君の記憶はどこまで正確なのか、裁判所としても信用できない。」
裁判長はさらに突っ込みを入れていく。
裁判長 「自分に非はないと思っているの?」
堀江被告 「"自分に非はない" と僕は思ってますけど」
裁判長 「"より広く自分に非はない" と?」
堀江被告 「う~ん 非がないかって言われると…刑事事件に関しては…」
裁判長 「だからね。宮内らに騙されてこうなって、勝手にやって、自分こそ被害者だって思ってるのか」
堀江被告 「う~ん 宮内さんたち…そうですね 被害者とはあんまり思わないですけど」
堀江被告は顔が紅潮、まばたきの回数が増え、口をとがらせた。
ここで、高井主任弁護人のコメントが入る。
「刑事責任に限った話でなくて、広い意味で非があるのかないのかを聞いている。
あの聞き方から裁判所が有罪心証をとってるかどうかと聞かれると、自分はそうではないと思っている」
さらに、このあとの裁判の様子について、古館キャスターが傍聴を再現していました。
…お得意の語り節で身振り手振りまじえながら。
活字にはならなそうだなと思いましたので、書き写してみました。(「」が裁判長、「」が堀江被告)
「君はとにかくすべて知らないと言っている。じゃあ仮に、宮内、中村らがやったとして、君は彼らがいったい何をしたと思うのか」
「いやそれは儲けたかったんじゃないですか。」
「じゃ、君に聞く。あの当時君はまったく知らなかったとして、もしあの当時知っていたとしたら、ほんの一部こういった一連の事実、裏で行われていることを知っていたとしたら、そのとき君は会議などでその当時の案件に賛成したのか反対したのか、その当時の君はどうだ」
「賛成したと思う」
「じゃ今について聞きたい。今は君はすべてを知ったという前提に立ったとき、今の君ならばこの案件に関して彼らの言ってることについて賛成か反対か」
「いや、反対したと思います」
「じゃ今ならどうして反対したと思うんだ」
「それは…やっぱり、反対…めんどうくさいし、これは法的リスクもあるし、損するし、やばそうですし。」
「君ねえ、言ってることがおかしいよね。社長という立場で、常日頃から黒字にしろ黒字にしろと、関連子会社とかいろんなところに対して言っている。じゃたとえば9月13日のあの戦略会議においても、そのあとすぐ粉飾含めていろんなところで君の部下がもう動き出しているんだ。そのとき君はなんらかのニュアンス、命令を出したということがあったのではないか」
「いやそれは絶対にありません、知らなかったのですから」
「じゃすべて宮内がやったこととして自分は被害者なのか」
「んーあまり被害者とは思わないです」
「社会に対して何か言いたいことはないのか」
「ほんとうに自分のまわりの利害関係者には申し訳なかったと思っています。ただ僕は本当にどちらかというと、人に対してりっぱなことを言うのでなくて、りっぱじゃない本当のところを人間の意識みたいなところを言うのを好んでいたので、やっぱりあいつは悪い奴だという印象を受けちゃったのだと思います。まあ甘かったところがあったのだと思います。あと目立ちすぎたのだと思います」…
※これは、実際の裁判の陳述内容をテープ起こししたものでなく、古舘キャスターがしゃべったことの概要を書き写したものです。
ちなみに、論告求刑は12月22日。
