相次ぐ談合・汚職事件について | ニュースな話題

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ここのところ、福島、和歌山、そして宮崎と、知事をめぐる談合・汚職事件が相次いでいる。


業者へ利益 選挙で還流

 福島県では、県発注のダム工事をめぐる汚職事件の捜査のなかで、知事選挙でも多額の裏金が動いていたことが判明しました。

 知事実弟の佐藤祐二被告(63)は、過去三回の知事選挙で毎回二億円近い裏金を建設業界から集め、その一部を県議らに一人当たり数十万―数百万円を渡して票のとりまとめを依頼した疑いが持たれています。二〇〇四年の知事選挙で多数の県議を買収した疑いで、今週中にも公職選挙法違反(買収)の罪で在宅起訴される見通しです。

 祐二被告が談合を主導し、業者側は高い落札率(予定価格に占める落札額の割合)で得た不当利得を、再びワイロや選挙資金として知事側に提供する―。祐二被告は、こうした税金の「不当還流システム」を構築し、兄である知事の五期連続当選を裏から支えたのです。

 和歌山県でも、木村知事が同県海南市の建設会社「丸山組」を、〇四年に県が発注した下水道工事で落札予定の共同企業体(JV)に組み込むよう元出納長に指示したのは、知事選で応援してもらう見返りだったとされます。「丸山組」会長・田渕利都容疑者(80)=談合罪で逮捕=は〇四年の知事選挙で、事務所用地を木村知事陣営に提供。さらに前回知事選挙で「木村おろし」に動いた県議らをおさえる働きかけをしていました。(11月19日しんぶん赤旗



談合業者 受注できなければ引く

(県警の)調べでは、安藤知事が2003年7月に初当選した後、二本木容疑者は選挙で支援の見返りを求め、昨年春以降、後援会幹部を通じて知事への面会を要求。後援会幹部から連絡を受けた秘書が、面会の場を設定したとみられる。

 その際、二本木容疑者は会社の業績が伸び悩んでいることを強調したうえ、「受注できなければ、私たちは引くしかないですね」などと、知事陣営からの撤退をほのめかして県発注業務の受注を迫った。ヤマト設計はその後、05年には逮捕容疑の橋梁設計業務を含め9件(総額5831万円)の受注に成功している。(11月22日読売新聞



恐ろしいほど3県に共通しているのは、

① 選挙で支援

② 選挙後に公共工事で見返りを求める

③ その後、「指南役」、「政治顧問」などとして君臨-むさぼりつくす

といった、ある意味、昔からのというか、原始的な構図だ。


もうひとつ、ショッキングなのは、すでに指摘されているように、福島・佐藤栄佐久知事、和歌山・木村良樹知事とも、「ものいう知事」、「改革派知事」としてならした知事であったこと。


逮捕が目の前に迫った木村知事は、

「地方自治の深さがわかった。…足元をすくわれた」

と漏らしているというが、当選直後から談合システムをつくりあげていた疑い ももたれている。


また、宮崎県・安藤忠恕知事は、事業受注について働き掛けがあったことを認めた上で、

「私に犯罪をさせるのか。知事に直接電話せず、希望があるなら部局に行きなさいと、はっきり提示していました」と発言

→犯罪と認識しながら、業者側の働き掛けを各部局に“あっせんした”とも受け取れる発言か!?

→まさに『バカテンポ』の世界!?


知らずか知りつつかはともかく、知事が業者の働きかけに対してしだいに汚職・談合の領域に足を踏み入れていってしまう構図をまざまざと思い知らされます。


破綻国家の内幕 公共事業、票とカネ、天下り 利権の構造/東京新聞取材班
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こうなったら、長野県・田中前知事のように、全国の知事室をガラス張り にするっきゃない!?


あるいは、本当の意味でガラス張りにするため、こんな提案はどうでしょう。


知事選で応援した支援者(後援会メンバー)に対して、知事の任期中、

公共工事の受注状況を公開する制度を導入する


さらに踏み込んで、

知事選支援者は、知事の任期中、公共工事の受注はできないこととする



建設業者が聞いたら、ひっくり返るかも…。


しかし、我が国の建設業者は、バブル崩壊以降、減少傾向にあるものの、なお過剰状態。

そういう中で、業者も生活があるので、やみくもに受注を迫る構造が厳然と残っている。


だから、相当思い切ったことをしないと、第4・第5…と汚職・談合事件は繰り返されてしまうのではないでしょうか。