[サンフランシスコ 16日 ロイター] 米経済学者で1976年にノーベル経済学賞を受賞したミルトン・フリードマン氏が、16日心不全のため、死去した。94歳だった。
私が学生の頃、経済学の授業ではケインジアンについての授業が大半であり、
フリードマンらのマネタリストの授業はほとんどなかったような気がします。
(私の学校だけかも。)
当時は、ケインジアン=正統派、マネタリスト=アウトロー
という印象でしたからねー
氏の唱えた「恒常所得仮説」~
「消費者の消費は、恒常的だと考える所得に比例する」~は、
私のようなシロウトからすれば、「たしかにそうだねー」と共感を覚えるのですが、
この理屈でいくと、景気対策などによる一時的な所得の増加分は消費の増加に回らないことになる。
すなわち、ケインジアンの財政出動による有効需要政策にまっこうから反論する内容であったから、
アウトロー扱いされて無理もなかったのでしょう。
それが、米英の財政悪化がひどくなったのにつれて、レーガン、サッチャーに取り入れられ、
今や我が国でも「小さな政府」論が主流となったのは、今振り返ると隔世の感すらあります。
- Rose Friedman, Milton Friedman, ミルトン フリードマン, 西山 千明, ローズ フリードマン
- 選択の自由―自立社会への挑戦
市場原理主義は、何かと言うと批判の的になりますが、グローバル化した経済社会の中で政府による統制経済を行う時代ではなくなった。
90年代における我が国の度重なる景気対策は持続的な経済成長に結びつかず、「失われた10年」となる要因となった。
「市場万能」ではないが、「市場中心」で考えること。
それは、供給者(政府、企業)中心→消費者中心 の世の中となること です。
それにしても、94歳とは、さぞかし大往生だったんでしょうね。
合掌。