希望者に限り、自己申告制で掲載すればよい。
フルキャスト 派遣スタッフを容姿登録
人材派遣大手のフルキャスト・グループ(東京)が、派遣で働くために登録するスタッフの体形など容姿に関する情報を無断で、個人データとして保存していたことが19日、労働組合「派遣業関連労働者ユニオン」(派遣ユニオン)の調べで明らかになった。厚生労働省は労働者派遣法に基づき、容姿などは「差別的評価につながる情報」として収集を禁じている。同社もこの事実を認めている。東京労働局も近く調査する。 (10月20日 asahi,com )
少し古いニュースですが、Amebaニュースの「写真で採用は決まるか?」 (谷村ジンジ就活日記) という記事をみてちょっと思うところがあったので…。
谷村ジンジさんは、おおよそ次のように述べています。
① 顔写真により、就職の有利・不利が発生するかどうかはわからない
② 生まれつきの美醜で判断することはしないが、「顔つき」「表情」は重要である。
③ 業界、企業、職種によっては、あくまで「写真(顔)」で採用しているケースも多々見受けられる。
特に、③の説明にはあらためてそうなのか、と思い知らされた。
(ア) 某IT系企業が、男子社員のやる気を鼓舞するために女子社員に関しては顔を最重視で採っている話
(イ) 「かわいい」、「美しい」人ほど、その見た目に見合うだけの努力をしてきたのではないか、
沢山の男にめぐりあい、人を見る目、世の中で生活していく強さが育まれているのではないか、
と判断している企業もあること
(ア)は、まさに、ど真ん中・ホンネの剛速球ですよねー
(イ)も基本的には同調しますが、ブサイクほど、逆に世の中の荒波に揉まれてきたといえなくもないから、担当者の思い込みという側面もある。
しかし、こうしたことを考えていると、派遣スタッフの情報に容姿を登録(し提供)することがそんなに悪いことなのか?
という気がしてきました。
冒頭記事の中で、労働組合が「働く人を商品扱いする内容で、差別や人権侵害につながる」と述べていますが、
資本主義の中における労働者は、その労働力をまさに商品として提供することによって、対価を得るのであるから、商品扱いされることについては割り切って考えるべきでしょう。
また、東京労働局では、「本人の能力に無関係の個人情報であり、事実であれば是正指導に入る」と話しているというが、先ほどの顔写真と採用をめぐる議論をみると、
○ 男子社員のやる気を鼓舞させるのも、企業の成長に貢献する立派な能力である
○ 「かわいい」「美人」に生活能力の強さがあることが過去の経験則でもし認められるのであれば、「かわいい」「美人」であるかどうかは、企業によっては重要な採用の判断項目になりうる
と思いますので、一概に「本人の能力に無関係の個人情報」とは言い切れないのでないか?
もちろん、無断で登録したことについては、私もよくないと思います。
だから、本人の了承を得て登録すればよいのです。
それでは本人の主体的な判断の余地が実質上担保されないというのなら、
希望者に限り、容姿等の情報については自己申告制にするというのはどうでしょうか?
○ 本人が載せてほしい、自分の容姿もアピールしたい!と言う場合に限って載せる
○ 載せる内容は、本人の申告にゆだねる
(本人が『自分の顔は特Aクラス』というなら、企業はそのまま『顔は特Aクラス』と載せなければならない。
もちろん、その“説明責任”は本人が負うのです!)
こととすれば、そう問題にはならないのではないでしょうか?