涅槃図の龍神さま☆ | 花咲く祈りの寺☆清瀧寺

花咲く祈りの寺☆清瀧寺

山号を雲光山、院号を華蔵院、寺号を清瀧寺といいます。
平安時代、大同2年(807)の創建と伝えられています。
茨城県南部守谷市、鬼怒川のほとりに建ちます。
境内は四季折々様々な花が咲き乱れる、総合霊場が特徴の寺院で『花咲く祈りの寺』です。

おはようございます。


本日17日は、春のお彼岸の入りの日となります。

また、毎月17日は清瀧寺の名前の由来である龍の女神『清瀧権現・善女龍王』の縁日でもあります。


現在、御開帳中の『猫入り涅槃図』にも龍の姿を見ることができます。


難陀龍王(なんだりゅうおう)

龍を背中に背負い、龍神さまの持ち物である『如意宝珠』をお釈迦さまに捧げているお姿で描かれています。

難陀龍王は、法華経を守護する八大龍王の筆頭であり、弟の『跋難陀龍王』と合せて二大龍王とされています。

『難陀』は『歓喜』で『跋難陀』は『善歓喜』の意味があります。

また、お釈迦さまがお生まれになられた時に、甘露の雨を降らせて祝福した龍神たちと言われています。

法華文句では、このニ大龍王は、お釈迦さまが悟りを開かれた『マガダ国』の守護龍とされています。

さらに、准胝観音の眷属として蓮台にも、このニ大龍王の姿が見られます。

難陀龍王は他にも、沙伽羅龍王と共に千手観音を守護する二十八部衆にも数えられています。


善与龍王(ぜんよりゅうおう)

青い衣を着て、如意宝珠を捧げるお姿で描かれています。

一見すると人間のように見えますが、如意宝珠は、人間の持ち物ではなく、神さまの持ち物であり、とくに龍神さまの持ち物であるため、この方は龍神さまとなります。

また、女性として描かれる場合があり、その場合は『善女龍王』と称されます。


十二支の辰

こちらの龍は、干支の十二支の『辰』として描かれている龍となります。

『龍』といえば、こちらの写真の容姿の方が一般的かもしれませんね〜

龍は水を司りますが、炎をまとったお姿で表現されます。
これは龍神さまが自ら光りを放つので、その描写として炎で、光り輝く様子を示しています。

《猫入り涅槃図○御開帳》

開帳期間・3月25日まで

拝観時間・午前9時〜午後5時まで

拝観場所・清瀧寺本堂

駐車場・約20台

写真撮影・フラッシュ無しで可。

御朱印・猫の絵が入った限定御朱印


《注意事項》

土日の午前中は、法要のため拝観が難しくなります。

19日の午後、20日の午前中は、法務のため拝観は可能ですが、絵解き(説明・解説)が難しくなります。

どうぞご了承くださいませm(_ _)m

また、拝観料はいただいておりませんので、お気軽に御参拝くださいませ(^人^)