おはようございます。
珍しく2日ぶりの投稿となります。
『大般若理趣分』の伝法を受けに行っていたため投稿ができませんでした。
大般若理趣分とは、玄奘三蔵が訳した『大般若波羅密多経』六百巻の『巻第五百七十八・第十般若理趣分』というお経になります。
大般若経六百巻は、四つの場所(四処)十六の会座(十六会)から成り立っていて、般若理趣分は、第十会にあたるので『第十般若理趣分』とも表記されます。
大般若経・江戸時代・清瀧寺蔵
大般若経六百巻の中で、第十般若理趣分だけが、天界の他化自在天で説かれているため、特別な経典とされています。
ちなみに、会処(説かれた場所)が天界の経典は、密教経典に多く見られる特徴となります。
そのため、大般若理趣分は密教の作法が多く取り入れられていて、お経を開く際にも『解経作法』があり、読誦する前や読誦中にも印を結び真言をお唱えする所作があります。
しかも、これらの作法は経典には記されていないロイ(口伝)であるため、伝法阿闍梨様による伝法が必要となります。
大般若理趣分の伝法を授かると大般若転読法要での導師を行うことができるようになります。
この度、有り難いご縁をいただき、伝法をお受けすることができました。
丁寧にお教えくださった阿闍梨さまに感謝ですm(_ _)m