最後の供養☆ | 花咲く祈りの寺☆清瀧寺

花咲く祈りの寺☆清瀧寺

山号を雲光山、院号を華蔵院、寺号を清瀧寺といいます。
平安時代、大同2年(807)の創建と伝えられています。
茨城県南部守谷市、鬼怒川のほとりに建ちます。
境内は四季折々様々な花が咲き乱れる、総合霊場が特徴の寺院で『花咲く祈りの寺』です。

おはようございます☆


今日も現在、御開帳中の涅槃図のお話しです。



お釈迦さまは、80才で涅槃に入られたとされていますが、その原因は食あたりが引き金になったと言われています。


お釈迦さまに最後の食事の供養をされたのが純陀(じゅんだ)で、涅槃図では、ご飯を山盛りにして捧げ持つ姿で描かれることが多いです。

純陀尊者

純陀が供養した食事は

『スーカラ・マッダヴァ』

でスーカラは豚、マッダヴァは美味、柔らかいと訳されることから豚肉料理の説があります。


しかし漢訳経典では『栴檀茸』(せんだんに)とあり、栴檀に生えるキノコを意味するとも、豚を使って探すトリュフのようなキノコではないか・・・とも考えられています。



日本では、毒キノコ説が有力で、トリュフのようなキノコを使った料理に毒キノコが混ざっていたのではないか・・・とされています。



ちなみに、このスーカラ・マッダヴァはお釈迦さまだけが召し上がり、他の弟子たちに食べさせませんでした。


食べたらどうなるか知っていたのかもしれません。




お釈迦さまは入滅される前に純陀を責めないように強くいましめております。



純陀の供養は、悟りを得る前に食したスジャータの供養と同じように、最高であったと誉め称えました。


ご自分の命より、純陀の供養する純粋な心を大切にされ、最後の最後まで純陀の心を救ったのだと思います。




《猫入り涅槃図☆御開帳》

開帳期間・3月10日~3月25日

拝観時間・午前8時~午後5時まで

拝観場所・清瀧寺本堂

駐車場・10台



《注意事項》

◎新型コロナウィルスの感染対策として、拝観の際には、マスクの着用と手指の消毒にご協力くださいませ。



◎写真撮影は、フラッシュ無しで可能となっております。



◎拝観料はいただいておりませんので、どうぞお気軽にお立ち寄りくださいませ(^人^)



今日も皆様にとりまして素晴らしい日となりますよう☆

お祈りいたしております☆