アプリモンスターズ第49話感想 | 星流の二番目のたな

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デジモンフロンティアおよびデジモンアドベンチャー02の二次創作(小説)中心に稼働します。たまに検証や物理的な制作もします。
続き物、二次創作の苦手な方はご注意くださいませ。

ども。アプモン49話の感想です。神回でした……色んな意味で。
まだご覧になっていない方はリンクから公式配信をどうぞ。

デジモンユニバースアプリモンスターズ公式チャンネル

第49話「奇跡の最終進化! 神アプモン降臨!」
(9/16(土)12:59まで期間限定配信)
では以下、ネタバレ込みでいきます!
 
 
 
 
 
 
 

49話は、精神的にうちのめされたハルから。ディープウェブの九龍小学校(幼稚園もあるし小学校もあるらしい)の一室でうずくまっていました。それを悲しそうに見つめるガッチモン。

Aパートはこの1シーンで終了。事態の重さが端的に伝わってきます。

 

OP明けは現実世界。スマホを介してデウスモンの手が人間を拉致していきました。いよいよ人類アプリ化計画が実行段階に入ったようです。

一方、ダークウェブ(多分)にいる勇仁はブートモンとシャットモンのアプ合体から生み出した神アプモン、リブートモンをアプリアライズ。

彼の能力は名前通り、リブート(再起動)をすること。ゲームでも「大活躍」していた彼の能力ですが、アニメでリブートするのは、リヴァイアサン。現実世界の人間データをロードし、再起動するようです。

そういえば、半年ほど前にライバル会社のスマホに不具合が発生して、LOSのスマホシェアが一気に広がってましたね……デウスモンの出入り口がたくさんあるってことですね……うわあ。

 

現実では人間が端末に次々とひきずりこまれていきます。

その事態をはじめから聞いたエリ、アストラ、レイは神アプモンチップを手にデウスモンの居場所へ。

そこで人間がデータ化される現場を目にするのですが、これがなかなかえぐかったです(汗)直接データ化されるシーンが描かれなくても、声と周りの人間の反応だけでえぐいって分かる。

ちょうど最近、特撮のゴーバスターズを見直していたこともあり、異次元にいる人工知能が人間をデータ化する、と聞くと反射的にヤバいやつだ、と思ってしまいます。リヴァイアサンに取り込まれた人達は、元に戻せますよね……?

閑話休題。

デウスモンを止めるため、三人は神アプモンをアプリアライズ。

ネプトゥーンモン、ウラノスモン、ハデスモンの三体の神が降臨しました。ゲームで見てもカッコいいと思ってたけど、CGになると本当にカッコいいな。

特にネプトゥーンモンの能力が無敵ってすごいですよね。敵無しと書いて無敵ですよ。勝ち確定じゃないですか。エリが高いところから偉そうにするのも分かる(笑)

あまりの技の威力に、戦いの場はディープウェブからサーフェイスウェブへ。ここでアプリドライヴァー達がチップ状の台に乗ったのにはニヤリとしました。バディとの大きさが完全に逆転したからこそ様になる光景ですね。

そして、戦いの舞台は更にARフィールドにまで移動。久々に出てきた海の家のクックモン涙目(笑)

追い詰められたハデスモンは3体に分裂して、戦いは3体3に。

 

ハデスモンが戦っている状況でも、リヴァイアサンの再起動処理は順調に進行。しかし、勇仁は戦いの場に現れないハルが気になる様子。「手のかかるエサだ」って……あんたがメンタルうちのめしたんでしょうが。

そのハルには、はじめの呼びかけもガッチモンの声も届きません。

そんなハルの顔を上げさせる声は――やはり勇仁。

「勇仁」の服装で、「勇仁」の声で、ハルの前に現れました。

しかし、その目的はハルに神アプモンをアプリアライズさせること。って、ハル達が神アプモンを生み出すことも、リヴァイアサンの計算の内? アルティメット4のアプモンチップがそのカギになることも、計画の内だったのでしょうか?

しかし、ハルにそんなことを考える余裕はもちろんありません。勇仁にリブートモンをけしかけられ、ガッチモンに手を引かれ、学校内を逃げ回ります。でも、逃げても隠れてもハルの居場所は勇仁にはお見通し。仲間の位置を知らせるセブンコードバンドを持っているから……ひどい使い道だ。

走るハルは、校内のあちこちが勇仁と過ごした思い出に重なって見えていました。でも、その日々はもう存在しない……。

 

ハルとガッチモンは学校の崩落に巻き込まれ、ハルはがれきの下敷きに。

自分の命も、主人公であることも諦めようとするハルに対して、ガッチモンが検索することの意義を語っているのが本当に熱かったです。ガッチモンが上下逆さまになってハルと向き合ってるのを見て、前期OPの1シーンを思い出しました。検索語を入れるキーが出てくるのも、本当に、そうやって進んできたよね、って全力で頷きたくなる。

 

そして、正体を明かして以降冷徹な機械として動いていた勇仁にも変化が。

アプリドライヴから表示される、「命に替えても守りたい友達はいますか?」という、あの問い。

それを目にした瞬間、なぜか勇仁の口からハルを思う言葉が飛び出しました。目からも、一瞬ですが赤い光が消えていました。勇仁の中に、策略じゃなく、本当にハルを思う気持ちが芽生えている?

叫びを聞いたハルは、自分の大好きな友達を取り戻せる光明を見出しました。

このシーンを見ていて、改めて「主人公・新海ハル」の人物像、強さを実感しました。

思えば、ハルは友達でもない雲竜寺ナイトのために必死で呼びかけ、心を揺さぶることのできた人間でした。

また、ガッチモン達アプモンとの日々を通して、人工知能ときっと一緒に生きていけると信じている人間でした。

そんなハルが親友である勇仁を取り戻すことを諦めるはずがないし、人工知能と一緒に生きていくということは勇仁と生きていくことです。

だからこそ、リヴァイアサンを倒すためじゃなく「勇仁を取り戻すため」という理由で立ち上がれたんだろうと思います。外れていたゴーグルをはめるのもテンション上がりました。

 

そして決意によってアプリドライヴが起動。

「あなたは主人公ですか?」というあの問いが現れます。

エリ達三人は改めてそれぞれの選択肢を選んでいましたが、今のハルにはそんな確認も不要。

「あなたは主人公です」という文字に変わったのを見て、鳥肌立ちました。かっこいいよ……。

 

一方で、デウスモン×3と戦っていたエリ達。分身を倒し、残るは本体のみ。

しかし、地響きが発生してエリ達は現実世界に強制送還。

その理由は、リヴァイアサンの再起動が完了し、肉体を得たから。

まるで戦艦のような巨大な竜が上空に現れました。

ダンテモン<神アプモン<リヴァイアサン ときて、サイズのインフレもすさまじいことになっています。まあ、元ネタ的には当然大きいだろうと思っていましたが。

そして、そのリヴァイアサンから「選ばれし子ども達」という言葉が飛び出して、ぞくっとしました。デジモンの系譜にとって一種神聖な単語であるそれを、敵が言うという皮肉な使い方。大好きです←

 

 

そして次回はいよいよ最後の神アプモン、ガイアモンが登場!

公式サイトにて最終回が9/30であることが発表になり、アプモンは残り3話となりました。

アプモンロスに今からびくびくしていますが、ハル達の戦いを最後まで見守りたいと思います。

次回も楽しみです!