論文風のタイトルつけてみました。卒論に必死になっていたのも、もう半年も前です……。もう一度書きたいとは思いませんが。勉強にはなるけど苦行でした。
さて、本題。
前話でフロの世界には世代の概念がない、というような事を書きました。物知り(?)なボコモンも「成長期」や「完全体」といった言葉を知りませんでした。
ではフロの世界の進化とは? 世代とは?
という事でアニメから得られる情報を元に星流が自分なりに考えてみました。あくまで持論ですし、文章固いし長いです。先に言っておきます。
①アニメから得られる事実(フロの設定や内容くらい知ってるわ!という人は飛ばしちゃってください)
主人公達がスピリットと呼ばれる道具を使って進化をする、というコンセプトから、主人公達が他作品のような通常進化をすることはありません。
しかし、ゲストのデジモンであれば通常進化をした例もあります。合体して別のデジモンになった例もありますが、ここでは通常進化を一体のみで行うものとして割愛します。
8話のツノモン→ガブモン
44話のゴツモン→インセキモン など
特に8話は進化をすることと友達の関係に焦点を当てた話ですから、「進化」自体はこの世界にもありふれたものだと考えられます。
ただし、アニメ内では世代に関する発言は一言もありません。デジモン紹介でも世代は述べられません。
また、世代間の強さについてもあいまいです。
成熟期相当とされているヒューマンスピリットのアグニモンが設定では完全体のケルベロモンを倒したり、逆に成熟期のスナイモンやアイスデビモンに集団で苦戦したりしています。
それはなぜか。
それを考えるに当たってもう一つ留意しておきたい事があります。
フロ本編の時代は「古代」からそう経っていない時代である可能性が高いという事です。
「古代十闘士」の戦いの後、三大天使による統治が始まった。しかし三大天使の意見の相違から争いが生まれ、主人公達に助けを求める事になった。
三大天使の統治がどれだけの期間だったのかは定かではありませんが、「ヒューマン族」「ビースト族」という考え方が未だにあった事を考えると、長く見積もっても数百年程ではないでしょうか。
すると、フロ本編は「古代」の終わりごろか、「中世」の始まりくらいと捉える事ができます。
②考察
①からフロ本編の時代は歴史的にも浅い頃だと考えられます。
そこで私はこう考えています。
「フロ本編はデジタルワールドの歴史が浅く、まだ進化の仕組みが整っていない頃の物語である」
デジタルワールドのデータや仕組み自体がまだ整っていない。だから世代間の強さも個体によってまちまちで、成熟期に負ける完全体や完全体並みの強さを持つ成熟期が存在する。
地面やデジモンのデータが簡単にデジコードに変わってしまうのも、データがまだ固まっていない、他のものに変わりやすい状態であるから。
更に、世代に名前がついていないのは「進化」に対する一般論が出来上がってないからだと考えます。
例えばツノモンがガブモンに、コロモンがアグモンに進化する事は常識。しかし、ツノモンとコロモンを同じ世代、つまり「幼年期」と捉える考え方はまだないということです。
③結論
以上から進化と世代を次のようにまとめます。
デジモンフロンティアにおける「進化」とは世代間の強さが確定していないものであり、それぞれの段階を指す「世代」の概念は存在しない。
マジメな話終わりー。
まあ、何で世代がないんだよっ! とか、何でケルベロモンぶっとばせるんだよっ! とかいう突っ込みを理論的に考えるとこうなるんじゃないのっていうメモ書きです。
ちなみに本物の論文で同じ結論を書こうとしたら、そこまでの論理の積み重ねが果てしなく長くなりますよ。(←その内卒論を書くであろう皆さまへの忠告というか脅し)
そういえばゴツモン→インセキモンって成長期→完全体ですよね。外見似てるし、フロでもセイバーズでもやってるから気にしてなかったけど、よくよく考えたらおかしい(笑)