宮城の硯と子供たち | 旅する書道家 Simple life☆style

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書道家 千葉清藍(ちばせいらん)のシンプルライフをつづります

にっぽん書道の旅の道中に、硯(すずり)の産地である宮城県石巻市雄勝町を訪れました。


日本の硯の90%のシェアを誇る雄勝町ですが、東日本大震災の際に大きな津波の被害を受けました。

震災後は、この町の硯を使い、仮設住宅や日本各地、アメリカでワークショップを行っています。


5月10日は、雄勝町にある大須小学校の全校生徒8名とその兄弟2名と一緒に「心を表現する書道」のワークショップを開催させていただきました。



力強く「生命」という字を書いた男子生徒は「家族みんなが長生きできますようにという思いを込めた」と話し、国語を頑張るという意気込みを表現した作品や、流星に願う作品などが生まれました。



「美男」と書いた文字を「イケメン」と説明してくれた時は、時代と世代を感じました。


このワークショップは、時間の経過とともに集中力が高まる傾向があり、スタートから1時間を過ぎた頃には、全員が静かに心を込めて書いていました。



開催にあたり、一般社団法人雄勝アイランド構想協議会のご協力をいただきました。雄勝の復興と土地の恵みによる健康長寿の郷を目指す試みは下記のホームページをご参照ください。

雄勝アイランド構想協議会ホームページ


大須の子供たち、地域の方々、雄勝アイランド構想協議会の皆様に心より感謝を申し上げます。ありがとうございました。