山形の春景色は格別です。
月山と葉山に見守られながら、青々としたさくらんぼとラ・フランスの葉のエネルギーを煌めく水田が放しているようです。
中山町に静かに佇む「柏倉九左ェ門家」。
美しい日本庭園の先に、茅葺き屋根と一匹の猫。
掛軸や書、漆の匠の技が日本建築の中に在り、両者が引きたて合いながら、長い年月を経て趣きある空間を創りあげています。
仏間の天井と、日本三景が彫られた欄間には、確かな日本の技を感じることができました。
ここには、ここにしかない時間の流れがあります。
※敷地内の写真は許可を得て撮影させていただきました
明日は山形県の高畠の旅、レンタサイクル編を綴ります。