14/下荒井の松 | 旅する書道家 Simple life☆style

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書道家 千葉清藍(ちばせいらん)のシンプルライフをつづります

会津33観音めぐりは新年を迎え、初めぐりは穏やかな雪景色の会津若松からスタートしました。


14番・下荒井は「三鈷の松」という松があり、妊婦さんが幹に手をまわすとお産が軽くなると言われているそうです。


妊娠はしていませんが、この松を目当てにやって来ると・・・それらしい松はありません。若い松が数本あるだけです。


下荒井の集落の方にお話を伺うと、10年ぐらい前に松は死んでしまったと聞きました。しかし、その松から採取した種を植え、成長した松が元気に生きているそうで、それが若い松たちだったわけです。


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ご開帳は今日、17日の予定ですが特別にお堂の中を拝見させていただきました。

聖観世音のお顔はそれはそれは美人で素晴らしいお顔立ちでした。

天井画の龍が勇ましく、かっこ良くて、観音様を守っているように感じました。


松に積もった雪を溶かして書いた文字は「継承」。

「三鈷の松」の子供たちが健やかに成長している様子とお堂を守り伝える人々を表現し、和紙は福島県郡山市の海老根和紙を使用したことで現在1人で漉いている海老根和紙が継承されてることへの祈りも込めています。


この様子は16日にNHK福島放送局さんで放送していただきました。

ありがとうございました。