会津３３観音、第７番・熊倉は、喜多方市の光明寺敷地内にあります。
この日、すでに何ヵ所か巡った後だったので、「今日はここまでにしよう」という気持ちで境内へ。
お堂は窓のようなものがあるものの、中が暗かったり、もう一つ扉があったりして、観音様を見ることが出来ないところがほとんどです。
それでも、毎回覗いてしまうのが人間の性というもので、今回もお堂の中を見ると・・・、素晴らしい輝きの千手観音と対面することが出来ました。
私は、信仰する宗教はありませんが、その土地で守られ、見守る像や信仰の形に出会うと言葉では言い表せない感覚があります。
その感覚を書に残したいという思いが、旅の原動力の一つになっています。
書き始めると、地元の方がコーヒーとお菓子を差し入れしてくださいました。
お堂の片隅でコーヒーとお菓子を食べるとは、不謹慎かも知れませんが、１日を振り返りながら格別な味に感じるのでした。
