昨日、福島県書道の旅の締めくくりの放送をしていただきました。
自分が震災前から続けていたことを変わらずにやり遂げたい気持ちで旅をしてきましたが、多くの感想をいただきましたことに、心から感謝を申し上げます。
樹齢800年の大イチョウに見守られ、一つの締めくくりを迎えるまではその先が見えず、締めくくりをした先にどんな道があるのか、道に迷うのではないかと思った時期もありました。
しかし、いつも一つの地点を通過すると、霧はなくなり、どの道を歩むべきかわかるような気がします。
歩き続けなければ道しるべにたどり着くこともなかったかも知れません。
雨が降ったら、雨宿りをして、
晴れたら、軽快に歩き、
夜はぐっずり眠る。
旅も日常もすべては一緒で、その日常こそ大切にしたいものだとわかりました。
霧の先に見えた道は、福島の景観、文化、大地の恵みを繋ぐ道。
新たな旅が始まります。