稼げる整体師ほど、施術時間が早い。
言い換えれば、より短時間で痛みを取るということだ。
稼げない整体師ほど、長時間の施術をする傾向がある。
施術の時間が長くなれば、１日に診られる患者数も減るので、
それだけで稼げなくなるのは、当たり前である。
しかし、たとえそれで施術料金を上げたとしても、
やっぱり稼げない。
長時間施術して、早く治っていればいいが、
そういう整体師ほど、早く治せていないのだ。
稼げる整体師の施術(時間)が早いのには、ワケがある。
稼げる整体師は、患者の身体の状態を瞬時に把握して、
最適な施術を施す。
だから、患者の身体に触れる時間と回数が少ないし、
手技の数も少ない。
施術と施術の合間の移動が、サッと素早い。
例えば、うつ伏せに寝ている患者の足を触れてから、
次に腰を触れるときの移動が、忍者のように早いのだ。
稼げない整体師ほど、移動がモタつく。
触れている時間も長いし、ああでもないこうでもないと、
自分本位に施術をするので、触れる回数も多くなる。
結果、手法の数も増える。
その結果、トータルの施術時間が長くなるのは当然のことだ。
結局ムダなことをしているので、施術結果が芳しくない。
稼げない整体師ほど、再現性のない、
アテズッポウな施術をしているので、
施術時間が長くなってしまうのだ。
整体師になる人は、いい人が多い。
いい人だから、サービス精神で、
つい施術時間を長くしてしまう。
でもそれば、「優しい」のではなく、「甘い」のだ。
あなたが本当に優しいのであれば、
患者が最短で治る道筋を歩むことだ。
患者が治るためには、ムダな施術は要らないのだ。
患者が生きる時間を奪ってはいけないのだ。
施術時間が長くなる整体師ほど、
普段から時間にルーズな人が多い。
短時間で仕上げる整体師は、普段から時間を守る。
日常から、時間の大切さを理解しているから、
それが施術に出るのだ。
施術台での上で、施術を施すことだけが、施術じゃない。
患者が来院した時の挨拶から、整体師自身の姿勢、表情、
態度、言葉づかい、整体院の空間づくりに至るまで、
すべてが「施術」なのである。
整体院に入っただけで治ってしまうような
雰囲気作りをできれば、最短で回復する。
結果、患者さんは時間の自由を得る。
その時間を使って、元気になった身体で
好きなことができる。
先生に対して感謝の気持ちがあるので、
ずっと通い続けてくれる。
施術時間が長くなるのは、何も考えていないからである。
ただ漫然と、マニュアル通りに施術をしようとするから、
長くなる。
いつもと同じ施術をして、それにさらに何かをプラスしようとする。
ドンドン施術時間が長くなる。もはやマンネリ状態だ。
整体師がマンネリ状態の時は、
患者はその３倍はマンネリになっている。
結果、整体師が心を込めて長時間施術したつもりでも、
患者は去っていく。
これは私自身が痛いほど体験してきたことだ。
以前の私は、甘かった。
施術時間が最初は３０分だったのに、、、、
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