稼げる整体師ほど、痛みを追いかけない。
1回で、全部痛みを取れるのに、敢えて取らないのが、
稼げる整体師の基本スタイルだ。
稼げない整体師ほど、稼げる整体師のこういう姿勢に対して、
陰口を言う。
しかし、稼げない整体師ほど、
痛みを一回で全部取る技術力もなければ、
あったとしても、敢えて痛みを残す勇気もない。
本当は取れるのに、敢えて痛みを残すのは、勇気がいる。
その勇気の裏には、愛がある。
結果、稼げる整体師の方が、患者さんを早く完治へと導く。
どちらが患者さんの役に立っているか、一目瞭然である。
役に立っているからこそ、それだけ稼ぐことができるのだ。
稼げる整体師は、そもそも何故、痛みを追いかけないのか？
それは、身体は急激な変化を嫌うことを知っているからだ。
身体は、慣れ親しんだ現状を維持しようとする働きがある。
この働きを、ホメオスタシス(恒常性維持機能)と言う。
痛いか痛くないかは関係なく、身体は、
慣れ親しんだ現状のままでいたいのだ。
だから、痛い状態であっても、その痛みが
長年のものであればあるほど、その状態に親しんでいるので、
全て痛みを取り去ってしまうと、身体はビックリ仰天してしまう。
結果、施術を受けたその時は楽になっても、
自宅に帰ってから、あるいは翌日に余計に痛くなったりする。
そうすると、患者さんの身体は、
施術を受けることに対して、恐怖を感じるようになる。
心ではそう思っていなくても、身体は拒否反応を示すのだ。
また、あんなに楽になったのに、また痛くなったという
精神的ショックも合わさり、結局治るのが遅くなってしまう。
稼げる整体師は、そのことを痛いほど理解している。
そこには、一刻も早く、最短ルートで患者さんに
治ってもらいたいという「愛」がある。
この「愛の気持ち」があるからこそ、勇気を出して、
敢えて痛みを残して返すのだ。
特に、患者さんに「まだ痛い」と言われた時が勝負だ。
稼げない整体師ほど、この時にムリに痛みを追ってしまう。
稼げる整体師ほど、自信満々にキッパリと説明して、
それ以上施術をしない。
その威風堂々とした姿勢が、患者さんの心に安心を生み、
その安心が身体を癒すのだ。
施術とは、患者さんの身体に手技を施すだけではない。
整体師の姿勢、態度すべてが、施術なのである。
いや、施術になっていなければならない。
施術というのは、整体院の治療ベッドの上だけで行うものではない。
施術効果は、患者さんが自宅に帰ってからも持続している。
稼げる整体師ほど、そこを心得ている。
患者のタイプを見極め、帰ってからも施術効果が出るように、
施術をする。
そのうえで、自宅に帰ってからの過ごし方を、
わかりやすく説明する。
帰ってからの過ごし方(生活習慣)こそ、
最大の施術であることを知っているのだ。
稼げない整体師ほど、整体院の中だけで、
何とかしようとする。
そういう整体師は、自分自身が、常日頃から、
日常と整体が切り離されている。
日常と整体が切りはなされているから、
姿勢も悪いし、日常に身体を治す秘訣が潜むことに
気づけない。
稼げる整体師は、患者さんの10ある痛みのうち、
1が取れても９の痛みが残ったとしても、
「それでよし」と考える。
稼げない整体師は、いきなり「９を取らないと」と考える。
それで稼げないという結果になっているということは、
患者を救えていないという証明だ。
稼げる整体師は、たとえ「１」でも痛みが取れたことを
喜べるのだ。
稼げない整体師は、「１」取れたことを喜べない。
いや、それ以前に、「１」取れた変化にすら気づかず、
スルーしてしまう。
そのくせ、患者には痛みに変化が出たことを
喜ぶように強要する。
整体師自らが、たとえ「１」でも痛みが楽になるという変化が出たことを
喜べる人じゃないと、その喜びを患者と共有できない。
施術で患者の身体をこねくり回し、痛みを追いかけ、
痛みを取るほどに、患者の身体は、その施術に依存する。
身体と脳が治すことをサボり、自ら治す力(自然治癒力)
が低下するのだ。
施術とは、患者の自己回復力を手助けし、
高めることであり、痛みを取ることではない。
脳と身体に働きかけ、自然治癒力を引き出し、
その力で以て身体を治すように導くことを、施術というのである。
自然治癒力が正常に機能し出せば、
治るのはあっという間である。
結果、ゆがんだ骨格を元の位置に戻すことも、
固くなった筋肉を緩めるのも、すべて、
自然治癒力を高めるための手段なのである。
「月収１００万整体師になるために」
⑦小さな変化を、喜ぼう。
ブログでは書けないさらなる施術の秘訣は、
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