新連載!皇統の歴史と旧宮家 | 月刊誌『祖国と青年』応援ブログ

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青木聖子とその仲間たちが、『祖国と青年』や日本協議会・日本青年協議会の活動を紹介したり、日々考えたことを綴ったりします!
(日本協議会・日本青年協議会の公式見解ではありません。)

おすっ!

島野です(^^♪

 

 

いやぁ、今日で9月も最後ですねΣ(・□・;)

少々暑い日もありますが、段々と秋の季節を感じられるようになりました✨

 

 

 

さて、今回紹介するのは、

新連載・皇統の歴史と旧宮家

 

 

 

執筆者は、これまでも皇室に関する記事を多数『祖国と青年』に寄稿なさっている勝岡寛次先生!

※ちなみに、勝岡先生の新刊はコチラ↓↓↓

 

 

 

 

 

 

今回、とても印象的だったのは「本連載の趣旨」という箇所です!

以下、引用。

 

 

「万世一系の皇統は、その起源を何処に求めればよいのか。歴史上何度かあつたと思はれる皇統の危機を、日本人はいかにして乗り越えてきたのか。その際、先人は何故男系に拘り続け、どのやうにして万世一系の歴史を守つてきたのか。このような事柄について、我々はこれまであまりにも無関心過ぎたのではないか。皇統の歴史を知らずしては、旧宮家の果たしてきた理由も役割もできない筈である

 

 

「『皇統は何故男系で続いてきたのか』といふ、誰しもが抱くであらう疑問に答へることは中々難しいが、性急な回答に満足することなく、先人の苦労を偲ぶ中から、少しでも問題の本質に肉薄できれば、と考へてゐる

 

 

 

 

 

「皇統はなぜ男系継承か」という理論や説明ばかりに気を取られていた自分に気付かされました。

 

 

 

そして、今回のタイトルは「皇位の源泉としての天壌無窮の神勅」

 

勝岡先生はこう記しています。

 

「天壌無窮の神勅を知らなければ、そもそも天皇の由来や成り立ち自体が解からない。天皇の由来や成り立ちをしることなくしては、この国の歴史の本質はついぞ理解できないのである」

 

 

 

 

 

次に「日本人はいつの時代もこの神勅を心の支えにしてきた」として、吉田松陰の言葉を紹介しています。

 

実は、吉田松陰は幕府によって処刑される僅か二週間前、江戸の獄から友人宛てに書簡を送りました。

 

《天照の神勅に「日嗣の隆えまさんこと、天壌と窮りなかるべし」と之あり候所、神勅相違なければ日本は未だ亡びず、日本未だ亡びざれば正気重ねて発生の時は必ずあるなり。只今の時勢に頓着するは神勅を疑ふの罪軽からざるなり」

 

 

 

【訳】

《天照大御神が下された神勅には「天と地が永遠に続くやうに、皇統も永遠に栄えるでせう」とあります。神勅は正しいに決まってゐますから、日本の国が亡びることは絶対にありません。日本が亡びなければ、自分はたとへここで死んでも、それを受け継いでくれる正しい気運は必ず生ずる筈です。只今の暗い時勢に執着するのは、この神勅を疑ふといふ大きな罪を犯すことになります」

 

 

 

 

以上の松陰の言葉から、勝岡先生は皇統の根幹には、天壌無窮の神勅があり、それに対する先人の絶対的な信があるといふことを改めてここで確認し、強調しておきたい」とまとめています。

 

 

 

 

 

 

最後に、勝岡先生のご指摘を受けて、編集後記(鈴木編集長)では次のような感想が記されていました。

 

「安定的な皇位継承の議論に接して、時折思うことがあります。旧宮家男系男子孫に皇籍を取得していただくためには、なぜ男系でなければならないのか、女系ではダメなのか、広く国民に理解してもらう必要がある――そのことはもちろん大事なことですが、果たして私たちに問われているのは「理解してもらう」という「知識」や「情報」の問題なのだろうか。本当の問題は「信」なのではないだろうかと

 

 

 

 

安定的な皇位継承を実現するにあたり、私たち国民に求められているのは、決して皇統の知識や理解だけではないんですね。

 

 

「日本は永遠なり」

このことを信ずる祖国への感動こそ、ぜひとも心のうちにあたためたいものだとしみじみ思いました。

 

 

以上です。

今回は普段より長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。