こんばんは🌃
島野です!
昨日は、終戦から76年目となる8月15日でした。
東京でも朝から雨が降り続いておりましたが、私島野も靖國神社に参拝し、祖国に殉じた英霊に追悼の誠を捧げて参りました。
また、特に青年ということでいえば、
「靖國の心を未来へ!第7回感謝の心をつなぐ青年フォーラム」も開催されまして、日本と世界の若者から、大東亜戦争をどう受けとめ、私達は何を受け継いでいくのか、令和の未来を拓く提言がなされました✨
以下のyoutubeから視聴可能ですので、皆さんにもご視聴いただければ幸いです。
さて、本日は
祖青8月号P52~の
「災害の記憶を伝える―より強靭で持続可能な社会の構築に向けて―」
を読んでの感想を記したいと思います。
まず、こちらは
令和3年6月25日にオンラインで開催された、第5回国連水と災害に関する特別会合において、天皇陛下がご発表なさった基調講演の内容となっております。
天皇陛下が世界を舞台にしてご講演をなさることに、心から世界の平和を願っておられる御心を改めて深く感じます。
この度のご講演では、私たちが将来の災害に備え、災害によりよく対処していくために、
①災害の記憶を伝えること
②災害の記憶を将来に活かすこと
③より強靭で持続可能な社会の構築に向けて
の3点を、具体的な事例を紹介しながら語っておられます。
島野が最も心に残りましたのは、「②災害の記憶を将来に活かすこと」の部分で紹介された「大波之時各村之形行書(おおなみのときかくむらのなりゆきしょ」と呼ばれる、明和の大津波についての詳細が記された古文書についてです。
明和の大津波とは、今からちょうど250年前の1771年4月24日に沖縄県の八重山列島及び宮古列島を襲った地震・大津波のことをいいます。
※祖青の紙面に図はありませんが、以下の宮内庁のHPから図も併せて読むことができます。
島野にとって何が印象的だったかといいますと、この形行書には明和の大津波の被害に関する数字だけでなく、津波直後の悲惨な様子や、被災者の救助などを行なった関係者の奮闘、さらに災害後数年にわたっての村々の復旧・復興の状況など、現在及び将来に活用できる具体的な記録が掲載されていることです。
さらに、この形行書などの歴史的な文書に基づく地震学、津波工学、歴史学、考古学などの諸分野からの学際的なアプローチによって大津波の研究と議論が深まり、その結果は地域の防災計画に活かされることになったようです。
災害の記憶から学ぶことの事例から、天皇陛下は現在の新型コロナウイルス感染拡大の状況に言及し、次のようにお述べになっております。
「過去、現在、未来に渡り、一つ一つの災害や疫病について、その時社会で起こったこと、人々が行った努力や工夫、さまざまな経験や教訓についての記録を継承し、次の世代に伝えていくことが大切です。こうした努力は、より強靭でしなやかな世界を築き上げ、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた取り組みを再び軌道に乗せ、進展させるためにも不可欠でしょう」
この言葉は、災害の記憶を後世に伝える意義について述べたものでございますが、昨年に結成50周年の節目を迎え、現在その間の一つ一つの歩みを紐解いている私共「日本青年協議会」の取り組みにも通ずる言葉であると感じました。
昨日の終戦の日も含めて、自然災害、戦災と、先人が経験した苦難・悲しみの歴史に思いを致し、その記憶をつないでいく努力がこれからの未来を歩むにあたっていかに大切なことであるかに気付かされる機会となりました。
以上です😊
この度も最後まで読んでくださりありがとうございました♬