どもっ!島野です✨
東京オリンピックにおける日本人のメダルラッシュ!!
本当に感動しますね!!
島野は特に、柔道男子73キロ級で金メダルを獲得した大野選手のコメントに大きな勇気をいただきました。
「(東京五輪開催への)賛否両論があることは理解しています。ですが、われわれアスリートの姿を見て、何か心が動く瞬間があれば本当に光栄に思います」
さて、今回は短期集中連載・第2回
昭和戦前期における日本主義学生運動の光と影
の感想を綴っていきたいと思います。
第二回目では、
①学生側が活動基盤とした「精神科学研究会」の説明
②学生との対立を決定づけた東京帝大の大学管理の内実
③小田村学生への懲戒処分に対する学生側の主張
の三点がまとめられていますが、島野が最も心に残ったのは②です!!
小田村学生に対する処分を巡って、なぜ東京帝大と学生側の対立が決定づけられたのか。
東京帝大で行われる左傾化した講義の内容などを批判した小田村学生であったが、彼はその後「発表方法に問題があった」とし、その手続きについて反省している。
そして、自分が批判した内容と、それに対する教授(河合栄治郎教授)の反論との食い違いについて、教授会並びに評議会ではどのような結論となったかを質問したのだが、それに対して田中教授は「(小田村学生の言い分は)ウソであることが確かめてある」と言明したという。
それはつまり、小田村学生は自分が受けた講義の内容を捏造して発表したということを意味し、そのことは自分の無期停学処分の理由に入っているはずと田中教授に確認すると、田中教授は「いや、それは処分の理由とは別である。ウソであってもホントであってもとにかく君のしたことは学生の本分に反するのだ、だから処分になったのである」と応えたとのこと。
小田村学生をはじめ、小田村学生を中心とする「精神科学研究会」の学生たちは、思想的な立場もさることながら、学生側にのみ責めを負わせ、教師側に関しては不問とする管理方法に納得できず、大学側との対立を決定づけるのである。
この一連の流れを知って、島野は「教授の誠実さの欠如」を強く感じました。
問題は学生と教授との思想的な立場の違いもそうであるが、それ以上に
師弟関係に「誠実さ」がないことであり、学問(講義)の内容よりも、教授(大学側)の「学問姿勢」を問題視しているのだと思います。
どのようなスポーツにも正しい「フォーム(姿勢)」があり、フォームが乱れてしまっては、思うように実力を発揮することはできません。
このことは、学問についてもきっと同様ではないでしょうか。
かりにも日本の将来を担い得る人材を養成する「東京帝大」である。
「東京帝大の学問がこんなにいい加減でよいのか」
当時の小田村学生らの切実な憂いが、少しだけ聞こえてきたような気がします。
以上、最後まで読んでくださりありがとうございます。
大変申し訳ないのですが、この記事に関しては島野も理解するのが精いっぱいで、解説まで付すことは非常に難しいです。
詳細は、ぜひ祖青読者の皆様個人でお読みいただければ幸いです。