今日で6月もお終い。今年も半分が過ぎてしまいましたね。
――ということは、平成28年7月予定の憲法改正国民投票まで、本当に残りあと2年になってしまったということです!
憲法改正運動を推進する「祖国と青年」7月号は、現憲法の成立過程に焦点を当ててみました。
メイン記事は、かつて本誌編集長も務めた江崎道朗氏の、天皇条項の成立過程を追った論文です。江崎さんといえば、コミンテルンの研究で知られていますが、本論文でも、現憲法の天皇条項の策定にソ連のスパイが関わっていたという最新の研究成果が反映されています。
現在の憲法改正論議において、天皇条項の問題についてはあまり論じられていませんが、憲法とは国柄を表すものであるというその本義を踏まえるならば、天皇条項こそ最も深く議論されなければならない根幹の問題であると思います。
憲法改正の世論を盛り上げるためにどうすればいいのかといった目先の問題だけではなく、憲法そのものの本質を考えるきっかけにしていただければ嬉しいです。
一方で、マンガ「憲法の時間です!」は、前回とは打って変わって、憲法についてあまり深く考えたことのないごく一般の人、特に女性向けに描きおろしましたので、こちらもいろいろとご活用いただければと思います。
「祖国と青年」7月号は、7月4日(金)発刊予定です!