今日、今ちまたで話題の映画「永遠の0」を観てきました!
平日の昼間にもかかわらず、映画館はほぼ満席で、特に若い女性が多かったですね。岡田准一クンのファンかしら?
監督は「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズを手掛けた山崎貴さんで、CGの迫力は凄かったですね。あくまでもフィクションと割り切るなら、戦争についてあまり知らない若い女性が観るのにちょうどいい映画で、そういう目線の作品だと思いました。
私の感想としては、「これは家族の絆の物語なんだな」ということです。孫が特攻で戦死した祖父・宮部久蔵の死の真相に迫っていくのですが、祖父の誇りを取り戻していくことが娘や孫が胸を張って生きていく力になる――そんなところが心に残りました。
もう一つ思ったのは、「これは死者との対話の物語なんだな」ということです。孫が祖父の関係者に次々と取材していくことで真相が明らかになっていくのですが、関係者は孫に語っているようで、亡き宮部に語りかけている。そして亡き宮部の存在が、今生きている者たちとの間に様々な絆をもたらしていくのです。
もちろん小説の内容を全て映画に盛り込めるはずもなく、「ここはどうなの?」と首を傾げるところもありますが、その辺は原作を読んでいないので、原作の問題なのか映画の問題なのかよく分かりません。
なので、機会があれば原作も読んでみようと思います。