「皇室だより」の読み方 | 月刊誌『祖国と青年』応援ブログ

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青木聖子とその仲間たちが、『祖国と青年』や日本協議会・日本青年協議会の活動を紹介したり、日々考えたことを綴ったりします!
(日本協議会・日本青年協議会の公式見解ではありません。)

 「祖国と青年」に、「皇室だより」というコーナーがあります。両陛下をはじめ皇族方の一カ月のご動静をお伝えするものです。


 ――とはいえ、出来事が列挙されているだけなので、あれを読み通すのにはなかなか根気が要りますよね。中には、「あれは資料として価値があるのであって、読むものではない」などと思っている方もいらっしゃるかもしれません。


 でも、やはり読んでいただきたいのです。


 「読んだら何か有益な情報が得られるのか?」――得られるかも知れないし、得られないかもしれません。むしろ得られないと思っていただいて、それでも読んでいただきたいのです。


 「皇室だより」は、そういう「ためになる」とか「ためにならない」といった読み手の損得を越えた地平に存在しています。


 両陛下をはじめ皇族方は、常に国民の上を思っていらっしゃいます。では、私たち国民の側はどうでしょうか。普段の日常生活の中で、皇室に思いを馳せる時間がどれだけあるでしょうか。


 毎日、とは言いません。しかし、せめて月に一度30分(「皇室だより」をどんなに丹念に読んでも、全部で30分はかかりません)ぐらいは、そういう時間をとっていただきたいのです。


 これなら、どんなに忙しい人でも、やろうと思えば必ずできます。もちろん、「皇室だより」を読むのが苦でなくなれば、それぞれの関心で少しずつそういう時間を増やしていただければ、なおよろしいかと思います。


 極端な話、読んで内容がまったく頭に入ってこなくても構わないのです。自分のために使っている時間の一部を削って、その時間を皇室に捧げること、そのこと自体が尊いのだと思います。

 君民一体の尊い日本の国柄は、陛下が国民を思われるだけでは成り立ちません。今、皇室をお守りし、皇室をお支えするのに必要なのは、皇室を論ずる者ではなく、皇室を思う者です。


 私は、「祖国と青年」の読者の皆さんとともに、そういう道を実践していきたいと切に願う者です。