皇太子殿下をお支えする国民として | 月刊誌『祖国と青年』応援ブログ

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青木聖子とその仲間たちが、『祖国と青年』や日本協議会・日本青年協議会の活動を紹介したり、日々考えたことを綴ったりします!
(日本協議会・日本青年協議会の公式見解ではありません。)

 少し前、山折哲雄氏が「週刊45」に「皇太子殿下、ご退位なさいませ」という文章を発表して物議を醸しました。


 私はその文章自体は目を通していませんが、ネットなどに出ている情報によれば、皇太子妃殿下の病気療養が10年目を迎えた今、皇太子殿下は秋篠宮殿下に「譲位」され、ご自身は天皇家ゆかりの地である京都を「第2の人生の場」にされてはどうかと「進言」するもののようです。


 そして、さらに物議を醸しているのが、八木秀次氏が「女性セブン」に「秋篠宮さまに皇位継承権を譲る」という点に賛成する、というコメントを寄せていることです。これもネット情報によれば、「皇太子さまは、ご自分の家族に精神的な重きを置かれているようで、本来、皇太子として果たされるべき役割ができていないように感じるから」というのが、その理由だそうです。


 皇太子殿下が、妃殿下のご病気のこともあり、ひときわご家庭に心を砕いておられるのはその通りでしょう。しかし、だからと言って、「皇太子として果たされるべき役割ができていない」とはどういうことでしょうか。


 ネットなどでは、皇太子殿下が被災地をはじめ外に出られる回数が少なく、秋篠宮殿下の方が活発に活動されている、などと批判めいたことが書かれていますが、「祖国と青年」の「皇室日誌」をつぶさに見ていただければ分かるように、殿下は宮中祭祀のお務めを欠かされたことはありませんし、一昨年は療養中の陛下に代わり、臨時代行のお務めも果されています。皇太子殿下が「果たされるべき役割」を果されなかったことなど、ただの一度もありません!


 もちろん、両陛下が足繁く被災地に赴かれ、被災者をお励ましになるのは素晴しく、有り難いことです。しかし、それは両陛下が長年の間に築かれたスタイルであって、それと同じことができなければ、あるいは回数が多いとか少ないとか比較して、天皇の資質を云々することは、不遜の極みと言うべきです。


 陛下は、昨年12月のお誕生日のご会見で、「私が病気になったときには、昨年のように皇太子と秋篠宮が代わりを務めてくれますから、その点は何も心配はなく、心強く思っています」とおっしゃり、皇太子殿下と秋篠宮殿下に全幅の信頼を置いていらっしゃいます。


 この陛下のお言葉を信じ、皇太子殿下を信じ、秋篠宮殿下を信じることこそ、私たち国民のとるべき態度であると思います。