海上保安庁法改正案の成立を | 月刊誌『祖国と青年』応援ブログ

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青木聖子とその仲間たちが、『祖国と青年』や日本協議会・日本青年協議会の活動を紹介したり、日々考えたことを綴ったりします!
(日本協議会・日本青年協議会の公式見解ではありません。)

 今日、尖閣に上陸した中国人活動家らが強制送還されたようですね。


 「公務執行妨害」で厳しく取り調べるべきだったという方向での政府批判もあるようですが、私の問題意識は「なぜ上陸を阻止できなかったのか」の一点にあります。


 現在、海上保安庁法の改正案が国会で審議されていますが、もしこれが成立していれば、上陸は阻止できていたのだろうか――そんなことを考えていたら、「法案が成立していれば強制排除することができた」という資料をもらいましたので、ご紹介します。



領海警備を強化する法案が成立していれば…


①中国人の抗議船を強制排除することができたはずです。


 現行法では、抗議船に対して「立入検査」をしなければ、強制力を伴う「退去命令」が出せず、結果的に強行接舷(体当たり)といった危ない方法しか取れません。

 もし今回の法律が通っていれば、一々「立入検査」をしなくても「退去命令」を出し、命令に従わなかった場合は、「退去命令違反罪」が成立し、放水銃や音響弾などを使って(相手を殺傷せずに)抗議船を強制的に排除することができたはずです。


②わざわざ警察官が待機しなくても、逮捕することができたはずです。


 今回は尖閣諸島で予め多数の警察官がわざわざ待機し、上陸したところを直ちに逮捕しました。現行法では、尖閣諸島に不法上陸した外国人を、海上保安官が逮捕することができないからです。早く法案を成立させ、海上保安官が国境無人島の不法上陸外国人を直ちに逮捕できるようにすべきです。



 海上保安庁法の改正案は衆議院は通りましたが、参議院はこれからです。しかし、国会の会期末は9月8日で、もうあまり時間がありません。


 「二度と尖閣上陸を許さない」――その着実な一歩がこの法案の成立なのです!