なぜ尖閣上陸を阻止できなかったのか | 月刊誌『祖国と青年』応援ブログ

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青木聖子とその仲間たちが、『祖国と青年』や日本協議会・日本青年協議会の活動を紹介したり、日々考えたことを綴ったりします!
(日本協議会・日本青年協議会の公式見解ではありません。)

 昨日の終戦の日は、かつてない「屈辱の日」となりました。


 李明博韓国大統領の竹島上陸に続いて、中国人活動家の尖閣諸島上陸を許してしまったのです!


 私は昨日の靖國神社の戦歿者追悼国民集会、沖縄支援集会に参加し、帰宅後のニュースで「尖閣上陸」の報を聞いて愕然としました。


 あれだけ前々から大宣伝していたわけですから、海保も当然十分な警備体制を取っていたはずです。彼らは漁民でも遭難者でもなく、尖閣上陸を目的にしていたことは疑いの余地もありません。にも関わらず、なぜ上陸を阻止できなかったのでしょうか。


 上陸したところを逮捕すればいいと安易に考えていたのかもしれませんが、領土を守るというのはそういうことではないでしょう!


 案の定、入管法違反で逮捕→強制送還という方向で動いているようです。ここには、軽犯罪者に対処するという考えはあっても、国境を守るという意志は少しも働いていません。


 繰り返しますが、今回の中国船に対しては、日本側が「絶対に上陸させない」というメッセージを世界に発しなければならなかったのです。それができなかったことで日本が失ったものは余りにも大きい。


 先の大戦において、国境を守るために、寸土を死守するためにどれだけ多くの方が命を捧げられたことでしょう。そこには、実際に寸土が守られたかどうかという物理的結果以上に、「日本人の気概」が閃くのです。そして、その「気概」こそが周辺諸国のよこしまな野望を挫くのです。


 今回、中国人の尖閣上陸を許したのは、海保の問題なのか、政府の問題なのか、制度上の問題なのか――今後そのあたりの原因究明はしっかりとなされなければなりません。


 その上で、遅まきながら「二度と上陸させない」という国家の断固たる意志を表明していただきたいと切に願います。