こんにちは。転職語りブロガーseikoです。
最近思いますのは、「正社員にこだわると危険」ということをお話したいと思います。
もちろん、正社員は安定が魅力ですよね。選べるに越したことはありません。
今、時代は人員不足で、正社員不足が叫ばれていますしね。
「1か月分の給料が、長い休みを取ってももらえる」
「解雇されにくい」
「とにかく安定する」
etc
当然のこと、社会的にも立場が強いのが正社員です。
これは否定しようもないものです。
ですが、落とし穴も存在します。
それは、「正社員ならばどういう会社でも見境なく、パートや派遣よりまし」
という考え方で転職活動をすることです。
「どんな会社でもいいやなんて思っていない、自分なりの軸で選んでいる」
と思う方が大半だとは思いますが、求人内容の表向きだけで選んだ結果、
こんな可能性もなくはないということです。
「小規模会社に入ったら、社長がワンマンで周りはイエスマンだらけで意見も言えない雰囲気」
「営業職で入ったけど、パイの取り合いで新規開拓とは競合からシェアを奪うことでしかない。超ストレスフル」
「正社員で安泰と思って入った中小企業の事務職、一人事務職で自分以外は代理がおらず休みにくいし、同じ業務の人が他にいないので業務について相談もできず孤独感半端ない」
このようなことがないようにすることは、先に防ぐことが可能です。
・小規模すぎないか(ワンマン経営のリスク、一人担当で責任重大のリスク)
・営業:どのような業種か
これに気をつければ、正社員で入れることは最大のメリットです。
ちなみに、なぜワンマン経営がいけないのか?は
をお読みいただくとわかるかと思います。
小規模って言える規模は、あくまで私の経験値での視点ですが、50人くらいまでが小規模って感覚がします。
これくらいの規模ですと、親族経営の可能性も大きく、社内の制度があまり整っていない場合も多々あり(全てとは言っていません。整っている会社もたくさんあると思います。よく調べることです)、パワハラに対する意識もあまりないなどがあります。
このような会社に入ってしまい、後から後悔しても遅いです。辞めづらかったり、法整備がないことをいいことにパワハラを受けるリスクもあります。中には社内で取り決めをしてあっても、上層部同士が癒着していて、人事部に相談しても一向に対処してくれないどころかパワハラ加害者のいいなりで、余計に不利な立場に追い込んできた、というとんでもないケースもあります。このような会社はたいていが小規模会社です。
一方、派遣社員やパートで大きめの企業(ざっくりですが99人以上くらい)の方が、まだそのようなリスクはないと思えます。
確かに派遣社員という身分は休んだ分は収入がなく不安定とも言えますが、一方ではメリットもあります。
例えば派遣社員であれば、紹介予定派遣や、直雇用実績ありであれば、真面目に働いていれば直雇用していただける可能性があるということ。
煩わしい社内の人間関係に巻き込まれにくいということ。(万一嫌になったら契約をやめればいいだけ)
派遣社員であれば、万が一入社後ハラスメントがあった場合、派遣元会社に相談することが可能で、逃げ道があります。会社の正社員たちも、そのようなリスクを恐れ、安易にハラスメントを行わないという聖域的な安心感もあります。(もし、派遣であることを下に見るなどのハラスメントがあった場合、それも相談すればよいだけです)
また、大規模な会社ですと同じような仕事の仲間がいることが多いので、孤独は感じづらいでしょう。教えてもらえるという安心感はとても重要です。
正社員であっても、心理的に追い込んできて、自主退職に追い込んでくるパワハラ会社があるし、
派遣社員であっても、長期で安定して働け、正社員登用が見込める会社もある。
自主退職に追い込んでくる会社は本当に悪質です。辞めて正解なのですが、このような雇用不安をパワハラで与えてきて、精神的に追い詰めるということをしてくる環境では、雇用の安定性も何もなく、正社員であることなんて関係ないとなってしまいますよね。
正社員だからと言って決して入れて安泰とは言えないのです。
要は、最初の身分はどうあれ、どんな会社に入るか、が重要なのです。
「私の履歴では、大企業の正社員なんて採用してもらえない。小さかろうが、親族経営でワンマンだろうが、正社員になりたいので小さい会社でも断然正社員」
そう思うのであれば、正社員になれるものならば目指すといいと思います。
ただ、パワハラはシャレにならないくらいに「人の嫌な部分」を見てしまい、それも経験なのでしょうが、出来れば避けたいものです。