熱中症で気をつけないといけないこと | 武道!医道!療育!最高!!

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谷町なかの整骨院
日本拳法洪游會本部道場
放課後等デイサービス・スポーツとまなびのひろば阿倍野校
中野文武のブログです

今年も暑さが厳しくなって来ましたね🔥

熱中症予防の注意点となったときの処置について書いております。

今日はある小学校では校庭で20名ほどが熱中症になり、救急搬送されたそうです。


毎年、多い熱中症🔥

日陰や室内、夜でも安心は出來ません。

日中の熱の作用で、夜でもじわじわと体内のたんぱく質を破壊し、『蒸し焼き』や『温泉卵』のように、損傷・変質化させていくから怖いです。

そうなると、異常に気がついて冷やしても、すぐには回復しません。

ゆで玉子を冷やしても、もとの生卵にもどせないのと同じで、病院で点滴を処方しながら何日も養生して、傷んだ細胞が再生するのを待つ必要があります。

その間に臓器不全や血栓などで、不幸な結末となることも多いです。

だから、救急車で運ばれて、点滴しても助からないことが起こるわけで。。。

何よりも、初期の対応が大切となりますね❗


熱中症では、一般的に、水分補給や、脇の下や内腿を冷やすなどの対策がよくいわれます。

それも大切ですが、でも、それでは実はまったく足りないんです。

 


まず、水分補給は活動の前にしておかねば間に合いませんし、塩分(出來るだけミネラルの豊富な天然塩)の摂取も、ケースバイケースで必要となります。

 

 

そして、症状の出た場合、脇や内腿をいくら冷やしても、生命維持に必要な体温の減少にはつながらないことがわかってきました。

 

 

ここからが生死を分けるポイントです。

 

 

生命維持に必要な体熱除去のスピードは、熱中症発症30分以内に深部温度を最低38,5℃に下げることです❗


これをクリアするためには、水を張った浴槽などに浸からせて、その水に氷などを投入して、熱伝導を最大に活かして体熱を除去していかないと、間に合わないのです❗

 

 

もちろん、何もしないよりかは、「風をあてたり」「氷嚢をあてたり」することも有効ですが、、


医学的な実験と研究では、いったん熱中症症状が出た場合の臓器へのダメージと、


『何分間に何度、体温を下げないと危険なのか?』の検証の結果、


前述のように、「ただの休息や水分補給、扇風機や氷嚢」では、まったく不足だという結果でした。。。

 

 

ですので、おかしいと感じたら、迷わずに即、病院・救急車というのが基本ですが、、

 

実際にスポーツや武道の場で、倒れる方が出たら、


すぐに救急車が来なかったり、


病院へもいけないくらいの症状だったり、


また、最近多い夜中の熱中症 (実に熱中症の40%は夜に起こっています) などなど、



様々な熱中症の場面で、とりあえず水に浸かって、さらにその水に氷を投入するなどして、しっかりと冷やす決断が必要となります。

 

しかし...


最初から氷水にしておいて、そこに入るのはショックが大きい場合もありますので、まず、水に浸けてあげて下さい🌊

 

続けて氷などを使って、体温を下げましょう⛄

 

 

そして

 

経口補水液や塩と水についてです。


これは『水分補給をして、汗を出しやすくして、汗が出た分、体温を下げる効果かある』というだけで、実際の体熱を下げることにはなりません。

 

 

つまり、『脱水症状になって汗が出なくなるから体温が下がらなくなる』ことを防げても、


実際に物理的に体を冷やし、体温を奪えるわけではないので、


熱中症の発熱には太刀打ちできません。

 

 

まして、症状が出てからでは、無駄ではありませんが、吸収にも排熱にも時間がかかりすぎます。

 

 

塩分と水分をとるなら、汗をかくまえや仕事に出る前など、家で先に十分な量を摂取して、仕事や運動までに吸収させておくことです。

 

 

もちろん、水だけだと体内に水分を保っておけないので、塩分やミネラルが必要だということは皆様ご存知かと思いますが、大切なのはそれを摂取しておくべきタイミングということ。

 

 

経口補水液などでも結局は同じことで、飲むタイミングが重要なのですね。

 

 

また、運動発汗タイプの熱中症の方は、事前に塩分と水分を多く必要としますが、逆に非運動タイプの熱中症(動きが少ないが野外での仕事や、建物内や夜間の熱中症)の場合は、あまり水分を取っても水中毒や、むくみによるショックという心配も出て参りますので、熱中症対策には、いくら水分を補給していても、なにより身体を冷やすことを優先させないといけません。

 

 

ちなみに、この発汗による気化熱や体温低下効果もあるものの、これだけ猛暑だと実際には汗は体表面に『お湯の膜』となって逆に体熱をこもらせてしまうことがありますので、小まめに拭き取ってやって下さい。

 

 

熱中症による、臓器の不全やタンパク質の変性が起こってからでは生死の問題となります。

 

 

先ほども書きました様に、その緊急性や回復させるための難しさは、玉子を温泉卵にしてから冷やしても、元の生タマゴには戻らない道理と同じです。。


やけども冷やしても、すぐにもとの皮膚には戻らないですよね。


体内のあちこちで、やけどの様な、温泉卵の様な内傷が多発してるのが熱中症です。

 

だから少しでも早く冷やさないと。。

 

 

中途半端に休ませたり、室内に入ったりしても、「火から鍋を下ろした後も、中で余熱で変質が進んでいく」のと同じこととなります。

 

だから、熱中症のときに日陰で休ませておいて、病院へ無事に搬送しても、全然安心は出來なくて、そこからまだ悪化するということです。

 

 

とにかく予防に氣をくだくことと、速く冷やさないと助からないです。

 

特にスポーツ指導者はご留意ください。

 

 

以上、まとめます。

 

 

①活動の前から、十分な塩分、ミネラル、水の補給を。

 

②おかしかったら氷水に浸かるなどする。

 

③汗はこまめに拭き取りましょう。

 

④躊躇せず、救急車か病院へ。

 

 

とりあえず、休ませたら大丈夫だろう、とか、水分を取って、クーラーの効いた部屋で休息したら大丈夫だ、などとは思わずに。。



いち早く水風呂などへ❗❗

 

 

 

そして、予防としては、熱中症計測器を使いましょう。

数千円で購入できます。


警告レベルの場合、休息しましょう❗


また、エネルギーヒーリングや東洋医学的には下記をターゲティングしますね。

・排熱に関わる経絡
・血液の浄化
・体温調節中枢、視床、甲状腺の活性化
・呼吸器系統の消炎
・肝臓の解毒作用と腎臓の排毒作用の促進
・脳脊髄液と末梢血管までの循環促進
・タンパク質とDNAの修復

など。

この夏も健康に乗り切りましょう❗

最後までお読みいただきありがとうございます😊

 

 

阿倍野武道館/洪游會本部

谷町なかの整骨院

日本スポーツ協会認定スポーツリーダー

各種大会医務・救護員

 

中野文武

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・全自動視力検査機やDTGサーモグラフィー計測器にて、バランスや血行、神経の働きを確認

・問診、徒手検査、医科対診情報などをもとに施術方針を決定

 

※一回目のご来院はここまでで終了し、紹介医療機関での検査などを重ねて

より良い施術のためのデータを揃えてから実際の施術を構築していく場合もございます

・身体のバランスや関節の動き、可動域異常を計測し徒手検査、触診をもとに、初回の施術

 

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・施術後の再検査

・再診と今後の方針決定
 
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