生活保護受給者の葬儀(参考) | 生活保護で生活を立て直そう

生活保護で生活を立て直そう

こんにちは
数年前、家族で生活保護を受けていた朝子です

一部の不正受給者や心無い方々に
蔑まれている生活保護制度

なかなか聞けないことや
不安、気になってることを
元受給者で現在は低所得世帯の視点でお話しています

あなたの人生の補助になれば幸いです

こんにちわ
朝子です

以前
葬式は誰でも出来る訳ではない
と言うお話をさせて頂きました

このお話に
ハッピーラベンダーさんから
とても参考になるコメントを戴きました

コメントのままではもったえないので
ここでご紹介したいと思います

-----ここから-----
こんにちは。
生活保護受給中の葬式について、
少し私自身の経験から書かせて頂きます。
少しでも何かのご参考になれば幸いです。


3年前、生活保護受給中に母を亡くしました。
生活保護の葬祭扶助で、母の葬式(火葬)を執り行いました。

生活保護受給中であることを
証する書類(毎月送付される保護決定通知書)を
火葬場に持参して提示すると、火葬料は無料になります。

遺体の搬送(車の利用料)、
棺代など、葬祭扶助の範囲内での葬儀で、
母の葬儀を手配してくれた葬祭業者さんへ
自治体より葬祭代金が直接支払われる現物支給になります。

お陰様で身内のみでしたが、お別れをすることが出来ました。

私の母のように、離婚して出戻りだと実家の墓には入れません。
ので、墓(埋骨)の問題が生じます。

母が亡くなってからは、
お金と宗教上の問題(母は仏教、私はカトリック)もあり、
今も母の遺骨と共にアパートで暮らしています
(埋骨は、焦らなくても良いと母に
戒名を授けてくださったお坊さんに言われました)。

ちなみに、戒名は自費です。
毎月無理のない範囲で分割払いにさせて頂いております。
私が福祉から自立出来るようになって、
墓地購入費用が用意出来る位、貯金が出来たら、
宗教宗派を問わないお寺の樹木葬墓地を購入して、
埋骨するつもりでおります
(跡継ぎがいなくともずっと埋骨・供養して頂けるタイプのもので、
一区画80万円からです)。

お寺に遺骨を預かってもらうのは、お金の問題もあり断念しました。

生活保護受給者の葬式の概略はおそらくこのような形になるのではないかと思います。

自治体による違いがあるかも知れませんので、
詳しくはケースワーカーにお訊ねになると良いと思います。

以上、ご参考までに。

-----ここまで-----

改行の調整は、私がしました
ご容赦ください

ハッピーラベンダーさんのお話は
亡くなった方が
受給当事者のお話かどうかが解らないので
差し支えなければ

ハッピーラベンダーさん
その辺を追加で、コメントをお願いします


さて、多分、
亡くなった方の立場で
状況は多少変わるかと思います

亡くなった方が
①生活保護の受給世帯の一員
②生活保護受給者で単身の方
③生活保護ではないが、引き取る身内が生活保護

パターンとしてはこの3つかと思います

①の亡くなった方が保護の受給者で
同居家族がいた場合

生活保護は世帯での受給となりますので、
少し表現が良くありませんが
「受給者が受給者の葬式を挙げる」

その様な状況になるかと思います

②の亡くなった方が単身の受給者だった場合は
親族がいれば、そちらでご遺体を引き取り
葬儀を行ったりなどをされるのだと思います

しかし、生活保護の受給者には
高齢者が多く、身寄りがない方も少なくありません

このような場合
どの様になるのか

この場合は、
福祉課にお勤めの方など
詳しい方でないと解らないかもしれませんね

私も、引き続き
生活保護手帳などを読んで
いつか皆さんに、解りやすく説明できればと思います

そして、③の
亡くなった方は生活保護ではないが
引き取れる身内が生活保護(の方のみ)だった場合

①と③のケースは
概ね、ハッピ-ラベンダーさんの情報が
参考になると思います


参考コメント内にある
火葬場や葬儀屋さんに出すような書類は
自治体によって違いがあるかもしれません

参考までに、
朝子の住む自治体では
「生活保護受給者証明書」と言うものがあります

A4サイズの住民票と同じような
きちんとした用紙で
福祉事務所所長の捺印がされたものです

これは、奨学金の申請や年金の免除申請など
生活保護受給者と言う証明が必要な、申請や届けをする時に
福祉事務所に用途を伝えて、
発行申請書類にサインと捺印をして
発行してもらいます

毎月の通知で済むラベンダーさんの地域より
少し手間がかかります


このように
自治体でいろいろ違いがあるようですね

ちなみに
お葬式での扶助は
所得制限があるかもしれませんが
生活保護の受給者ではない
低所得者の方も適応するものがあります

社会保険組合からだったり
国民健康保険(自治体によって差があるかも)だったり

確か、その様な機関から
2万円~5万円のお金が貰えるはずです

もっと言うと
身内でなくても葬儀をあげた人も対象のはずです

これらの事は
健康保険などを取得した時に配布される
しおりの様な小冊子に書かれていますので

もし、お手元にお持ちの方は
今1度、良く確認してみる事をお勧めします

こう言った小冊子、
読まずに捨ててしまう方
結構いらっしゃいますよね

その場合、
社会保険等、会社の保険組合などの場合は、
保険証に書かれている保険組合などに
電話で問い合わせてみてください

「紛失したので貰えませんか?」
と言えば、送ってくれると思うんですよね

国民健康保険の場合は
国保の受付窓口に積んであるか
言えば、貰える物ですので
職員さんに声をかけてみてください


昨日、主人と

「自治体によっては
子育て世帯は住宅扶助をするとか
出産で100万円貰えるとかあるんだってよ」

なんて話になりました

まだ20代の主人は
「なにそれ?そんなの知らないよ」
「子供がいる世帯にそんなに金やって、役場はなんか得するの?」
と言うので

何時もここで話している調子で
簡単に説明しました

そして主人は
「なら何でもっと役場とかは、それ言わないんだろう」
その様な疑問を持ったようです

私は主人の反応を見て
「ああ…これが日本の自己責任、自己申告制なんだな」

その事を改めて感じました


お葬式をすると
扶助が貰えるなんて
知らなければ申請できませんから、貰えませんよね

生活保護の方でも
証明をすると、火葬などが無料になるなんて
知らない方もいるでしょう

葬儀場は、相手が生活保護の受給者かどうか解りません
ケースワーカーによっては、
その事をわざわざ教えてくれない場合もあります

ちょと言葉が良くないかもしれませんが
「知らないと損をする」

日本には本当に多いです
皆さんも、沢山の情報を有効に活用して
賢く、暮らしましょうね