受給中の医療費扶助 | 生活保護で生活を立て直そう

生活保護で生活を立て直そう

こんにちは
数年前、家族で生活保護を受けていた朝子です

一部の不正受給者や心無い方々に
蔑まれている生活保護制度

なかなか聞けないことや
不安、気になってることを
元受給者で現在は低所得世帯の視点でお話しています

あなたの人生の補助になれば幸いです

こんにちわ
朝子です

最近、個人的なお話が続いて
大変失礼いたしております

先日の我が家の事件で
病院のお話が出ました

せっかくなので
医療費扶助について

少し触れたいと思います

以前お話した内容とも重複しますが
ご容赦ください


まず、生活保護を受給すると
国民健康保険の方は
保険証を保険事務所に返還します
(無保険者となります)

そして、病院に掛かりたい時だけ
福祉事務所に連絡をし
指定病院となっている病院での受診が可能です

社会保険の方は
一般の方同様
社会保険料を給与から支払います

そして受診料も一般の方同様に
3割負担となりますが
(負担割合は一般的な数字です)
この自己負担となる3割の部分だけ
生活保護の医療扶助で賄われる形になります

「結局全部税金じゃん」と仰るでしょうが
医療費の7割は、健康保険をお持ちの方々も
同様に税金です

保険料を払っていると言うのであれば
保険料に生活保護と言う事は関係ありませんので
一般の方と同じように支払っています


生活保護の受給者は
「医療費が全て免除される」
と誤解をしている方がいます

この事は、厳密には間違いです

一般的に健康保険が適応になる診察に関してのみ
医療費が扶助されます

更に、自治体の指定病院以外で受診をすると
場合によっては、全額負担となる事があります


一般的に保険が適応になる診察意外とは
どんなものがあるでしょうか?

例えば
美容整形とか
歯医者さんでも
前歯とか金歯(でしたっけ?)は
保険外って言われますね

他にも
診察は保険でかかれても
入院に際しての個室の料金や
診断書は保険適応外です

以前メッセージをくれた方が教えてくださったのですが
病院としていない、個人のカウンセリングなども
保険適応外だそうで、全額自己負担になるそうです

昨今ではだいぶ緩和されたようですが
最先端の医療などにも
保険の適応外のものがあります

この様な健康保険の利用できない医療は
生活保護の受給者でも
医療費の扶助適応外となり
全額自己負担となります


生活保護だから
それらを利用してはいけないと言った
厳密な取り決めはありません

ただ、生活保護の受給者の場合
全額自己負担の分を
生活扶助費から捻出するしかありません

この生活扶助費は
基本、食べる為のお金です

とてもその様な医療を受ける事はできないでしょう

生活保護の受給者には
重い病を患う方もいます

この様な方々は
本来であれば、
最先端の医療を受けたいと思います

しかし、生活保護という状況では
受けたくても受けられない
その様な、ある種矛盾した事も起きます

この辺の改正や見直しは
必要なのではないかと、個人的には思います


病院に掛かる際の交通費も
状況などによっては支給されます

この申請方法が
少し手間がかかります

福祉課より交通費の申請書類をもらって
かかった病院で必要事項を記載してもらい

その書類を福祉課に戻し
認定されれば
後日支給されます

あくまでも、
後日の支給日に支払われるのが原則です

ただ、必要のない状況で
必要以上の交通機関を利用すると
福祉課で認められず自己負担となります

例えば、歩いていける症状で
歩きや自転車で行ける距離の病院にかかった場合に

タクシーなどを利用すると
支給されない場合があります

緊急を要する場合は
先日の皆様のご意見にもあったように
救急車を利用するのが良いと思います


このように
生活保護だから
何でもかんでも国からお金が出る訳ではありません

ですので、病院にかかる時は
必ず担当のケースワーカーさんと
あなたにとって一番良い方法を
相談してくださいね


合わせまして
生活保護費のイメージをつかみやすいように
以前の内容に図を加えて
[まごころ・ねっとわーく]にて公開しております
参考にしてください
⇒「支給される生活保護費


本日もお付き合いくださいまして
ありがとうございました