平成26年度生活保護制度に関するお知らせ② | 生活保護で生活を立て直そう

生活保護で生活を立て直そう

こんにちは
数年前、家族で生活保護を受けていた朝子です

一部の不正受給者や心無い方々に
蔑まれている生活保護制度

なかなか聞けないことや
不安、気になってることを
元受給者で現在は低所得世帯の視点でお話しています

あなたの人生の補助になれば幸いです

こんにちわ
朝子です

今日で3月も終わり、年度も終わります
明日からは4月で新年度スタートですね

一昨日ブログでお話した
26年度の生活保護制度に関するお知らせ
の中身について
昨日より触れさせていただいています

現在、受給中の方は
今一度、制度を確認してみてください

そして、今後、受給を検討される方は
今一度、内容を確認して頂くと良いかもしれません

正し、この内容は
朝子の住む自治体の内容となります

地域によって、暮らしの特徴は様々で、違いもありますので
あくまでも、参考程度にとどめて下さい


昨日は[保護受給中の権利と義務]
についてお話させて頂きました

本日は
[平成26年度 生活保護基準改正について]です

改正にあたり
次の説明がされています

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平成26年4月に生活保護基準が改定になります
生活保護の基準については、
常に一般国民、特に一般低所得世帯の消費水準、
消費実態とバランスのとれた適切な水準にすることが必要です

この為、厚生労働省では、各種加算のあり方、
生活保護基準額の水準や生活保護制度全般について検証、検討して、
このたびの見直しを図ったものです
何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます

尚、消費税の増税を踏まえて生活基準の調整がされておりますが、
全ての世帯の保護費が、増加されている訳ではありません

計画的に保護費を消費していただき、
生活が窮しないように心がける事をお願いいたします
----------

とっ言ったものです
消費税増税に伴い、2.9%の保護費が増加する
というようなお話は、以前もさせていただいていました

あくまで、全体で2.9%という事で
世帯ごとにばらつきがある

そう解釈するのが、妥当なのかも知れません

①基準生活費(平成26年4月改定額)
私に届いた通知では、
変更前と変更後の金額が表で記載されていますが
この金額は自治体によって違うので、
どのような変化があったかだけ、伝わるように
差額のみの表記とさせていただきます

世帯状況           基準生活費 月額(変更前と変更後の差)
単身世帯(20~40歳)  -100  (円)
単身世帯(41~59歳)  +800
単身世帯(60~69歳)  +1290
単身世帯(70歳以上)   +810
3人世帯(例:主33歳、妻29歳、子4歳)  -920
4人世帯(例:主45歳、妻40歳、子16歳、子14歳)  -1200
高齢夫婦世帯(主70歳、妻68歳)  +1190
母子世帯(主29歳、子4歳)  +520

②加算・扶助額
(平成26年4月に改定されたもののみ)

変更額に関しては、上記同様差額のみをお知らせします

加算・扶助         変更後の差額
母子加算(児童1人)  +ー0
母子加算(児童2人)  +ー0
障害者加算(身体障害者手帳1・2級)  +310
   〃   (障害年金、精神保険福祉手帳1級)  +310
   〃   (身体障害者手帳3級)  +210
   〃   (
障害年金、精神保険福祉手帳2級)  +210
冬季加算(単身世帯)  +30
  〃   (2人世帯)  +50
  〃   (3人世帯)  +50
  〃   (4人世帯)  +60
期末一時扶助(単身世帯)  +360
    〃    (2人世帯)  +580
    〃    (3人世帯)  +600
    〃    (4人世帯)  +670

③教育・生業扶助額
・教育扶助 小学生基準額(円) 学習支援費(円)
        中学生基準額(円) 学習支援費(円)
・高等学校就学費等 基本額(円) 学習支援費(円)

これら、それぞれ変更がありましたが
自治体によって、金額も異なるでしょうし
有ったり無かったりすると思いますので
金額の記載をしません

このようなものも変更になった
という参考にしてください

④改定後の生活保護費の具体例

こちらも、2例ほど記載がありましたが
各自治体によって差が出ますので記載いたしません

詳しくは、お住まいの自治体の
福祉課の職員にご確認ください


改定額について、「減った増えた」
という表現がちょっと嫌な感じもされたかと思います
しかし、金額での記載では
ご自分の保護費と見比べづらいかと思い
この様な表記になりました事、ご理解ください

ちょっと見る限りでは
子育て世帯の基準額が減らされているイメージがありますね

高齢者世帯の基準額が
大きく増加しているように見えてしまいますが
元の基準額が、若い世帯よりも少ないので
支給される総額は、やはりあまり多くありません

母子加算額が日本全国では変更があったのかもしれません

しかし私の住む自治体では
変化無しといった状況です

この事からも
やはり、全体的に子育て世帯は減額といった状況のようです

期末一時扶助が
全体的に増えていますが
昨年、8月の改定で
昨年の期末一時扶助は大幅に削減されました

我が家の場合だと、約半分カットされました


削減対象の多くが
子育て世帯や、大家族世帯に向けられています

これら世帯は「貰いすぎ」
というのが国の見解なのでしょう

生活保護に対してだけこのように考えている

そう言う見方は安易です
生活保護の基準は、一般の方に影響する

以前から何度もお話させていただいている通りです

すなわち
「家族が多くても大変なだけ」
「子供が多くても、お金がかかるだけ」

国がそう言ってしまった様なものではないだろうか?

昨年からの改定内容から感じる事です

これでは
自己責任という面で、様々考える日本人の性質から
「今の不景気、大変なだけなんだから
子供は少ない方がいい、家族は少ない方がいい」

そう考える方が増えるのは当たり前のように思います

「人(他人)に迷惑をかけたくない」
日本人の多くが、本当に優しくて責任感が強い

しかし、これが時として裏目に出ていると感じるのは
「自分は責任もってこうしてるのだから、あなたもそうしないさい」

になってしまう事

私にできるから、あなたにできて
あなたにできるから、私にできる

これが絶対ではない事を、
もっと多くの方に理解していただきたいと思います

こんな事言うとね
また誤解されそうですが、
「大家族や子供がいる家が正しい」
って、お話ししているつもりはありません

お互いの無いものには
良い所も悪い所もあるんだと
お互いで理解し、助け合う気持ちがあると
責め合わなくなるのかな…ってだけの話です

だからね、
国で少子化対策だなんだって言ってる

でも、結婚しないのが悪い、生まないのが悪いって
結局言ってるのは、今の行政のように思う

だって、こんな社会の経済状況で、世間の感覚で

自信もって
子供生めないよね、望の怖いですよね

公共の場で子供が泣いただけで、悪く言われる
会社の収入が安定するかどうかに保障がない
年金もどうなるか解らないから、自分の老後の心配で精一杯
などなど…

これらを振り切って
子供を生めば
「育てられる経済力も無いくせに」
「自己責任が足りない」
「育て方が悪いから、迷惑かけるんだ」
なんて責められるばかり

こんなんじゃ
少子化は進む以外の道はないように感じてしまいます

大いにそれたところで
明日は[法外援護事業]と[保護中に減額・免除されるもの]
について
お話できたらと思っています

本日もご拝読
ありがとうございました