昨日の続き-困っている人の為の法律のはずなのに- | 生活保護で生活を立て直そう

生活保護で生活を立て直そう

こんにちは
数年前、家族で生活保護を受けていた朝子です

一部の不正受給者や心無い方々に
蔑まれている生活保護制度

なかなか聞けないことや
不安、気になってることを
元受給者で現在は低所得世帯の視点でお話しています

あなたの人生の補助になれば幸いです

こんにちわ
朝子です

昨日は中途半端な状態での公開
大変失礼しました

困っている人の為の法律のはずなのに
の続きになります


生活保護のルールブックでもある
[生活保護手帳]は生活保護を受給したからと言って
受給者に配られる訳では有りません

この本は本屋さんで売っています
2013年度版は、平成25年9月20日初版
2,500円(税抜)と決して安くは有りません

ですので、
ほとんどの受給者の方がお持ちではないでしょう

それに、「ケースワーカーは全部きちんと把握している」
誰だってその様に思い込みがちですから
購入の必要性は無く、「聞けばいい」と思います

私も、長期間(人によっては、既に長期間と言う方もいるでしょうけれど)
受給者でいるつもりも無いので
購入の必要性を感じていませんでしたし
「ケースワーカーに聞けば何でも知っている」
やはりその様に思っていましたから

このブログを始めさえしなければ
購入する事もなかったと思います


その[生活保護手帳]をぱらぱらと見ていると
本当に以外で
「その様な扶助があったんだ」とか
「その様な決まりがあるんだ」などと言った発見をします

その発見と同時に、
「あれ?この間のあれはこれに当てはまるんじゃないの?」
なんて思う事があります
(自分の事だけではなくてね)

しかし、ケースワーカーから
指導を受けた事と違ったり、
相談したけど「そのような事に対応はしていない」
と言われたりしてみる事があると

やはり、この内容を全て熟知している訳ではないんだな

その様な事を感じたんです

もちろん、ケースワーカーが悪い訳ではないと思います
正直、難しい内容ですから
熟知するのも、並大抵ではないと思います

ただ、努力してくれていて解らないならともかく

「怠け者のこいつらに、ここまでしてやる必要は無い」
「どうせ言わなきゃ解らない」
「面倒くさい」

と言った、努力の無さや悪意や偏見が無ければ、
のお話ですけどね


ケースワーカーが専門家ではない以上
受給者に対して、偏見や悪意のある人の配属は
避けて欲しいな

その様に感じたのは
[生活保護手帳]を読んだからかも知れません

この本の中には
「やむを得ない事情の為」とか
「きわめて困難である場合」とか
「最低限度の」など

ケースワーカー個人の価値観や基準が
様々な扶助を受ける為の判断に
とても影響するような言葉が多い為です

「明確に基準を定めれば良いか」
と言えば、千差万別、十人十色の
人生があり、事情がありますから、
ルールや決め事を、完全に固定も出来ないのでしょうし

固定する事で、例外的な対応が出来なくなり
困っている人の助けに対応しきれないと言う事が
起きてしまう訳ですから

「明確に基準を定めれば良い」
と言う訳にもいかないのでしょう

だからこそ
理解のある方や、その様な人を救う事への使命感などが
ある方が適任ではないかと思うのです

困っている方の助けになるような法律であるからこその柔軟性が
生活保護を担当する職員次第で
必要な扶助が受けられなくなってしまうのでは
意味が無いように感じるのです


昨日頂いたコメントにもありましたように
生活保護の相談・申請と言う入り口の段階で
自分で声をあげなければ助けの手は伸びてきません

昨今では酷い偏見や差別や風評があり
職員まで、その声に対して手を伸ばそうとしなくなっていますが

それでも
拒まれる事を臆して声をあげなければ
何も始まらない

それが現在の生活保護ですね

そして、始まってから(受給開始してから)も
それは続きます

受給中も、
困った事があったり、扶助対象ではないかと問い合わせたり
自分から声をあげなければ、対応してくれません

ちょっと毒吐きます
扶助する事は言わないと知らんぷりだけど
減らす事、取る(返納させる)事だけは
こちらが気がつかなくても声かけてくるよねー

ごめんなさい

本当に品のない表現ですね

でも、事実です

「生活保護のくせに生意気だ」とお声が聞こえそうですね

それは偏見だと思いますよ

そして、この品のない言葉で、
私が言いたいのは
「取る事も出す事も、ルールになっている事なら
惜しみなくどちらも平等にあれば良いのに」
と言う事です

減額されたり、納めたり、申告したり、他の補助を受けたり
受給者はきちんとするべきだし

受給者に必要性のある扶助、対応している扶助の全てを
担当職員は惜しみなく使ってあげて欲しい

持ちつ持たれつ、平等ならいい


保護の受給者のほとんどが
生活保護を受給している状況に、後ろめたさがある

だから、言いたい事も言えないで
助けられている状態なのに、なかなか足場が固まらない

この事もその原因なのではないかな?

その様な事を感じたのです


困っている人の為の法律なのに
自治体の違い以前に、
使う人(職員)によって違ってしまう

その様な事が起きてしまうのは残念です

こんな風に言ったところで
私には、明確な改善策は浮かびません

どうかこの国を支える皆さん
この事も、頭の隅に置いて下さい

そして、改善して下さい
困っている人が本当に助かるように


PS
私もFUKUYAMAさんに共感します
「みんなが幸せになるという事は
国が幸せになると言う事である」

あなたの幸せは私の幸せ
そんな、人を思いやれる優しい国になりますように…