保護費の種類-教育扶助-(リメイク) | 生活保護で生活を立て直そう

生活保護で生活を立て直そう

こんにちは
数年前、家族で生活保護を受けていた朝子です

一部の不正受給者や心無い方々に
蔑まれている生活保護制度

なかなか聞けないことや
不安、気になってることを
元受給者で現在は低所得世帯の視点でお話しています

あなたの人生の補助になれば幸いです

こんにちわ
朝子です

本日の内容は
過去にお話した内容を修正した
再投稿となりますので

既にお読み頂いている方はご容赦下さい

-----ここから------
先日、保護費の種類であげました

教育扶助
 学用品、教材費、給食費、学級費などの
 義務教育のための費用」

これについて、個人的な意見です

不快に思う方もいると思います
これまでの朝子の発言を読まれていて
「何時もイライラする」「不愉快なんだ」と
感じていらっしゃる方は、無理に読まない方が良いと思います

今すぐ、ページを閉じて下さい


朝子には6人の子供がいます

そのうち2人は義務教育です

生活保護費の中にある「教育扶助」は
基本的に、学校へ直接支払われるものがほとんどで
直接受給者に支給される現金は、ほんの一部です

この様に保護費には
「現物支給」されているものもあります

「現物支給」を訴えていらっしゃる方々から見たら
良い方法と言えるでしょう

どんな方法であれ
学校の費用を保護費がカバーしてくれるのは
本当にありがたく、
安心して学校に行かせてあげる、きっかけとなりますし
「教育の義務」もはたせますし
「教育を受ける権利」を与えてあげられます

「何言ってるんだ、保護費だろ」とお叱りを受けそうですが

厳密には「保護費」ではなく「税金」です
生活保護受給者でなくても、受けている補助はありますから

「保護費だろ!」と言うお叱りは、少し違うかもしれませんね
(後半でお話します)


よくTVドラマなどで
「学校に行かせてあげられない」
貧しいお宅の映像が流れます

このほとんどは
お子さんが15歳以上で、法的に就労可能な為である
お宅が主でしょけれど

小・中学生のお子さんが居る家庭でも
起こり得るのが
現在の日本の「義務教育」です

保護費でまかなわれて「教育扶助費」には
学校で急に必要となったりする教材費や
現金収入の実験セット代などは含まれていません

お子さんが学校に行かれている
保護者様はご存知かと思いますが

習字セット・彫刻刀セット・リコーダー
ピアニカ・裁縫セット・鉛筆・ノート
校外学習のバス代等を含む費用などなど
様々な集金があります

しかも突然に

日々最低生活費で暮らしている
生活保護受給者は
これに対応できる貯えは有りません
(もちろん、保護を受けていない貧困世帯も同じですが

そしてこれらの費用は
基本的に生活保護費に含まれていません

厳密に言うと
手元に来る「教育扶助費」では、事が足りません

稀に一部支給となるものはありますが
後日支給の上に、一部のみの支給のものも少なく有りません

それら急な学用品について
「貰えばいい」「借りればいい」「フリマで100円」

それが出来れば苦労はしていません

例えば、先日
長男が突然「先生がリコーダーのお金早くして欲しいって」
と言ってきました

私は購入した覚えが無いので、息子に
「なにそれ?申し込んでないけど?」と聞きました

後日、確認した所、
不要必要問わず、学校で一括購入したようです

私は物を返して「長女のお古で」と思っていのですが
長男は既に新品のリコーダーを渡されて
授業で使っていると言う事でした

うちは違いますが
みんなと同じ入手方法でないと、いじめられる例もあるそうです

借りるにしても、昨今では
忙しいお母さん同士の繋がりは薄く、
多少、時間にも経済的にも余裕のある
お母さん同士の中においては
何だかんだと新しいものを買うのが当たり前な為、関わりずらい

少子化で、一人っ子の家庭は買うしか有りません

学校も急に言うので、フリマに行っている時間もありません

この様な事は、
お子さんがいらっしゃる方は「あるある」と感じると思います

※最後まで読まれない方の為に、ここで一言お話しますが
「補助を貰えないよりましだろ」と言う次元のお話では無いので
 その様なコメントはご遠慮願います


修学旅行に関しては
法外援護事業として「修学旅行支度費」
と言うものが、私の住んでいる市区町村にはあるので
大変助かっています

ちなみに
小学生は3,000円 中学生は5,000円 です
(たぶん、保護世帯だけの援助ではないはずです)

我が家では今年、次女が修学旅行でした
準備やおやつの費用の他に
お小遣いが3,500円まで持って行けました

せっかくの想いでの時間ですからね
この補助費のおかげで持たせてあげられたので
本当に助かりました

あなたは、この補助金
多いと思いますか?少ないと思いますか?
はたまた、必要無い・税金の無駄と思いますか?


この様に、学校と言う所は
本当にお金がかかります

これを「義務」とするには
あまりにも過酷です

そして、それを補いきらない保護費の内容

保護を受けていないお宅でも
収入による制限はありますが
「就学援助」と言う、
生活保護費の「教育扶助」と同等の制度があります

※この「就学援助」の審査基準は日頃お話している
 非課税に連動しています
 生活保護基準が下がれば、それだけ貰える家庭も減ります

これは教育委員会が行っている制度です

内容は
「給食費の免除」「文具などの足しにする援助金」
「修学旅行積立金の補助」などがあります

「就学援助」については
生活保護受給家庭は「教育扶助」がある為、
修学旅行積立金の補助以外の補助は受けられません

「教育扶助=就学援助-修学旅行積立金の補助」

と言ったイメージです


義務教育を
親の義務としている割には本当にお金がかかります

本当に学校教育を
「国民の義務」「教育を受ける権利」
とするのであれば

こんなにお金のかかる義務教育を見直すか
教育の為の扶助や援助などの社会福祉関係費を見直すか

検討していかなければ
子供のいる家庭のほとんどが
義務教育の為に家計を圧迫する事でしょう

そして、それを懸念し
子供を望まない家庭も増える事で、少子化が進む

私の妹は、結婚しない理由を
「結婚はお金がかかる、
子供だって1人育てるのに3,000万の時代
私にはそんな経済力はない」と言っているそうです

ちゃんと考えているんだな、と感心します

子供一人に3,000万かけて育てても
将来、億の社会貢献ができるなら

国でもう少し支援しても良いと思うのです

最低限のベース、基準値として
与えられるものは、しっかり与えてあげたら
埋もれる才能も、人材も減るのではないか
そんな風に考えるのです