「日本が先進国として経済を引っ張ってきた時代は終わり、これからの日本は停滞を続ける」
先日読んだ本にこのような内容の事が書かれていました。
思えば、日本の自動車・電機メーカーが世界の覇権を握っていた時代から、わずか十数年のあいだにグーグルやアマゾンといったIT企業がどんどん出てきて世界の経済界の勢力を塗り替えていきました。
東芝やシャープなどの大企業が不振にあえぐニュースを目にするたびに、会社がずっと存続し続けることは難しく、基本的に会社はなくなるものという考え方が世間の認識になりつつあります。
日本にいると、法律やしがらみ等による規制が厳しく、なにか新しい事をやろうとすると足を引っ張られるため、今後世界の企業と戦っていく事は難しいのかもしれません。
では、これからの日本が生き残る術はなにか。
その本に書かれていて面白いなと思ったのが、規模を追いかける資本主義の競争から降りて、日本独自の文化を発信し「観光」で生きていくという提案です。
たとえば、ギリシャにあるピラミッドははるか昔に建てられましたが、現在でも「そこにある」だけで客を呼び寄せることができており、多額の経済効果を生み出しています。
他の国にないものを維持すると、時間が経つだけで価値がでる。
「そこにしかない、もしくはそこでしか体験できない」ものや風景に人は惹かれ、自分の目で見てみたいと思うようになるからです。
逆に、地方に行った時にビルやデパートなどが立ち並んでいる風景を見ても、何も感じるものはありません。
そういった風景は、東京にいれば嫌という程見れますし、世界的にみれば上海やドバイなどの方が進んでいるからです。
そういう意味で京都は他の街との差別化ができています。世界中見渡しても京都のような街はありません。
他の国にない街の風景や寺社などをただただ残し続けた結果、観光客を呼び寄せる事に成功した良い例です。
そこで、京焼・清水焼をはじめとする焼き物業界も「観光」をキーワードに新しい事ができるのではないかと思っています。
日本の焼き物には、何百年の歴史がある、窯の風景や手仕事の様子、代々伝わる伝統的な技術など、他の国では見る事のできない要素がたくさんあるからです。
実際に、そういった日本の伝統文化に興味を持つ外国人の方が増えてきている実感があります。
以前にも書きましたが、衰退しているのは焼き物業界も例外ではありません。
販売不振・後継者不足が主な原因で、高度な職人技がどんどん失われようとしています。
※過去記事はこちら⇒伝統工芸士は稼げるのか
そういった現状を踏まえて、「観光」という需要をどう取り込んでいくかに日々頭を悩ませています。
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