秋の日、自然のすばらしいさを満喫しました。
そこここから虫の音が。
おもわず立ち止まっては、しばし夢の中。
目を上げれば、木々は赤く染まり、かなたに山々がかすんでいます。
雑木林の細い小路を進むと風情の有る古い家屋が。
お蕎麦屋さんでした。
上の写真、なんだと思います?
ちょっと全体像がつかめないのが残念ですが、
3つ合わさると1つの部屋になります。
案内されたとき、まず広々とした空間と正面に活けられたお花が目に飛び入り普通の居間。間違って入ったかと戸惑いました。
「トイレ」でした。
一番奥にかすかに見えるのがToiletです。
こういうものに出会えるのも旅の醍醐味ですね。
ランチのあと、少し移動して、
うっそうとした森に入りました。
昼でも暗く、空さえも見えない木立の中、くねくねと白い小道ははてしなく続き、不意に魔法使いのおばあさんが出てきて。ふと幻想の中に遊びながらゆっくりと足を運んでいました。
やがて視界が広がって、いまにも雨粒が落ちてきそうな空を見上げていると、小鳥たちが木々から木々移りゆきながら自由にさえずっています。
いくつもの自然をたのしみ、いくつかの道を辿り、
気が付けばすでに夕ぐれがせまり、虫の音がうるさいほどに合唱して迎え、送ってくれていました。
秋だから、いまだから、そう、一刻の出会いです。
コンクリートジャングルの中から抜け出して、あふれるほどの自然の恵みに癒された幸せ。
さて東京駅で新幹線から降りると、その先はラッシュアワーでした。
あ、新幹線でも外国観光客さんが多かったです。
青樹でした