青樹庵です。
色々な方にご相談を受けていると、それこそ人生模様がよく判ります。
わたしはアドバイザーですから、
「こうしたほうがイイです」とか
「いつ頃から運気は上がりますから、いまは準備のときです」と簡単に云っていますが、
それを実際に行動するとなると、
いかに大変かお察ししています。
そんなとき、
人は藁にもすがりたい気持ちになるのではないでしょうか。
目の前で「おまじない」をして、
「はい、これで災いは逃れました」
なんぞというインチキ占い師の存在も、頭から否定はできないとも思う所以です。
占い師とは、
長くやればやるほど難しい職業だと思います。
これから運が下がる人に、
「あなたの人生はもう終わりです」
と正直に答えたら、その瞬間から真っ暗な夜道を灯りも無しに歩くことになりましょう。
だからといって、
「おー、これからの人生は幸運が続きますよ」と、ウソを云ったら、
いっときは救われるでしょうが、その言葉を信じて事業を広げて取り返しがつかなくなることも。
適切な判断をして、
適切なアドバイスをして、
人生を上手に歩く道しるべになるのが天から与えられて使命だと認識しています。
だから疲れるのでしょうね。
自分のブログ記事を読むと、
自分目線で書いていて、いかにドライか判ります。
「あなたの身になって占います」という宣伝文句の人を見かけますが、
相手の身になった瞬間から目が曇って真実が見えなくなります。
なんとか助けてあげたいと思えば思うほど、
情の落とし穴にはまって身動きできなくなります。
あくまで客観的に冷静に判断して、
良いところまでご案内する。
歩くのは占い師ではなく、相談者さんご自身なんです。
これが出来るようになると、どうしてもドライになりますね。
哀しき定めですかね。
青樹でした
掛け替えのない祖国