(滋賀県米原市 醒ヶ井 梅花藻)
若い芽は摘ませない。
ー煉獄杏二郎「鬼滅の刃」—
関西在住の俳句の先生から、「先日、吟行をして来たので…」と醒ヶ井(さめがい)の「梅花藻(ばいかも)」の写真をメールで送っていただいた。
ありがとうございます。
まるで「水」がないように見えるが、梅花藻は水生植物である。
なんときれいな水だろう。
醒ヶ井は中仙道61番目の宿場町。
そして「醒ヶ井」と言えば「梅花藻」。
醒ヶ井は中仙道踏破の時に訪ねたことがある。
ここは伊吹山の伏流水が湧く「湧き水の郷」なのだ。
私が訪れたのは1月だったので、梅花藻を見ることができなかった。
昔、同じ滋賀の近江八幡で見たことがあるが、なんといっても「梅花藻」と言えば「醒ケ井」。
梅花藻の醒ケ井を見に、一度、訪ねてみたいものだ。
昨日、今日と「海光」の執筆に集中した。
今日の午前、ようやく全てを入稿した。
ゲラが出てくるまで「海光」はひと段落。
昼過ぎ西荻窪を出て、夕方、横須賀の自宅に戻って来た。
句会は火曜までないので、三日ほどここで過ごせる。
のんびりと他の仕事をすすめていきたい。
都知事選で一躍脚光を浴びた石丸伸二さんへの誹謗中傷がすさまじい。
先日、政治評論家や都議会議員や弁護士の石丸批判をYoutubeで聞いた。
おや? と思ったのは三人とも石丸さんが都知事になれば必ず「議会」と対立し、都政が停滞する、と批判していた。
この人たち「スクラップ&ビルド」の意味が分かっていないのかな?
石丸さんは「スクラップ&ビルド」と言っていたではないか。
「スクラップ&ビルド」とは「破壊と創造」という意味。
こりかたまったものを壊さなければ新たな創造はない。
であれば「議会改革」も彼の目指すものの一つだから、最初は停滞するのは当たり前である。
しかし、その改革を成し遂げた後、効率的でスムーズな都政、議会が生まれる。
また、「政治を動かすには『根回し』が必要で、彼にはそれが出来ない」とも言っていた。
彼らはいまだ「アップデート」が出来ていないように思える。
石丸さんに投じた約170万票は、そういう「根回し政治」に飽き飽きした声だ、ということに気づかないのだろうか。
あちらこちらに「根回し」をすれば、必ず「癒着」が生まれる。
あちこちの要望を聞いて「ふにゃふにゃの法律」を作ったり、今回はそちらの要望を聞くので、次回はこちらの要望に賛同してほしい、などという「癒着」が生まれる。
だから「根回しのない政治をしませんか?」と呼びかけているのに、いまだに「政治には根回しが重要」と古い考えにとらわれている。
彼らは石丸さんの意図を理解出来ずに批判しているだけなのだろうな、と思わざるを得ない。
実際、小池さんがそうなってしまったではないか。
もともとあの方は自民党と対立して都知事になったのだ。
根回しは「政治の密室化」となり、市民から政治が見えなくなってしまう。
根回しをせず、議会など表舞台で堂々と議論し合って欲しい、どういう風に政策が決まったのか、市民に見えるようにして欲しい、と望んでいるのではないか。
マスコミが今後やることはおそらくこういうことだろう。
まず「言動」や「政治姿勢」を批判する。
それでもつぶれなかったら今度は「プライベートのあら」を探し、潰しにかかる。
実際、週刊現代が先日、石丸さんの実家へ強引な取材をしている。
それでもつぶれなかったら今度は家族、親戚、先祖のスキャンダルを探す。
日の出の勢いだった当時の橋下徹氏を朝日新聞系の雑誌が、橋下氏の出自を取り上げ誹謗中傷していたのは記憶に新しいことだ。
失われた20年(30年?)とは「若い芽をつぶしてきた20年」である。
古くはリクルートの江副さん、最近ではホリエモン、Winny事件の金子勇さんなど、日本は世界に通じる才能をみんなで潰して来た。
また同じ愚をやるのだろうか。
今、一度、そういうことを考え直すべきではないだろうか。
「若い芽をつぶしてはならない」、たとえ批判があっても誹謗中傷なんて単なる「嫉妬」ではないか。
それこそが日本の停滞を生み出して来た。
とにかく石丸さんを応援する人は「アンチ」の記事は見ないことだ。
気になってアクセスするとアクセス数が増え、アクセス数が増えると広告料が入る。
つまり「アンチ」の懐を豊かにしているだけなのだ。
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