(東京都杉並区 新高円寺)

 

 

今日も暑い…、いや、ものすごく暑い~~~~。

 

今日は杉並区新高円寺の「おくのほそ道講座」。

いつもJR西荻窪駅からJR高円寺駅まで電車に乗り、そこから20分ほど歩くのだが、さすがにきつかった…。

帽子をかぶり、サングラスをかけ、なるべく日陰を探して歩いた。

 

ご高齢の方が多いので、今日はさすがにお休みの人が多かったな~。

まあ、今日の講義は「草加」(埼玉)「室の八島」(栃木)とやや地味なところだったしな~~(笑)。

でも前半は「芭蕉の確立した俳諧」というテーマで、大いに熱弁をふるった。

 

毎回、ご高齢の女性が3名、いつも最前列に座っておられて、

 

熱心だな~~、嬉しいな~。

 

と思っていたが、どうやら耳が遠いから…ということだったらしい(笑)。

近くに高級老人ホームがあり、そこからお越しになっているそうだ。

 

そのうちお二人が、歩くのが大変なので…、という理由で退会されたようだ。

しかし、もうお一人は、今度、「俳句にチャレンジしてみたい」「句会に出てみたい」とおっしゃってくれた。

齢90を越えられて、新しいことにチャレンジするというのは素晴らしいことである。

次回、句会場や日時などを説明することにした。

 

日頃、「芭蕉を越えたい!」そういうことばかり考えているが、多くの人に俳句の魅力を伝える、というのも、小さいながらも私の役割かな…と改めて思った。

 

 

ついさっきまで、応援している東京都知事候補・石丸伸二さんと人気Youtuber・サワヤンさんの対談をYoutubeを見ていたが、サワヤンさんが「孔子」の言葉を紹介していた。

 

才ある者は努力する者に勝てず。
努力する者は楽しむ者に勝てず。

 

なるほどな~。

「楽しむ者」こそが一番強く、尊いのだ。

私も、そして多くの人が「俳句を心から楽しむ人」になってもらいたいものだ。

 

最澄(天台宗始祖)の言葉に、

 

一隅を照らす、これ、国宝也

(いちぐうをてらす これ こくほうなり)

 

という言葉がある。

これについては以前に書いたことがある。

 

 

俳句は決して金持ちになれるとかの「実利」は何もない(笑)。

しかし、俳句、そして芭蕉を知る…、それだけでも人生は豊かになる、と私は信じている。

「楽しむ人」であり続けたいものだし、ささやかながら「一隅を照らす」人間でありたいものだ。

 

 

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