All You Need Is Love (Remastered 2009)
The Beatles - All You Need Is Love (Official Music Video)
これまでにビートルズを更新した回は、下記です。
シンプルかつ素敵な歌詞
やっぱりジョン・レノンは凄い
短い歌ながらも、シンプルに言葉で伝え1曲にすること。
簡単なようで、とても難しい。
「愛こそはすべて」(あいこそはすべて、原題 : All You Need Is Love)は、ビートルズの楽曲である。レノン=マッカートニー名義となっているが、実質的にはジョン・レノンが作った楽曲[3]。1967年7月にシングル盤として発売され、B面には「ベイビー・ユーアー・ア・リッチ・マン」が収録された。シングル盤は、全英シングルチャートとBillboard Hot 100の両チャートで1位を獲得した。
本作は、1967年の宇宙中継特別番組『OUR WORLD 〜われらの世界〜』のために書き下ろされた楽曲で、6月25日にEMIスタジオから中継を結んでレコーディングを行った。
ビートルズは前年よりベトナム戦争に対して反対の意を示しており、後には「レボリューション」などの楽曲で、自身の意見を反映させているが、「愛こそはすべて」はその最初の例となっている[9]。その歌詞の内容から、サマー・オブ・ラブを象徴する楽曲のひとつとなった[8][10]。
曲はフランス国歌「ラ・マルセイエーズ」のイントロから始まり、グレン・ミラー楽団の「イン・ザ・ムード」など、他の音楽作品からの要素が取り込まれている。他の音楽作品からの引用は、同年にレコーディングされたハリスン作の「イッツ・オール・トゥ・マッチ」[11]のアプローチを踏襲しており、1967年のサマー・オブ・ラブの背景にあるイデオロギーを反映している[12]。本作のコーダでは、イングランド民謡「グリーンスリーブス」、J.S.バッハの「2声のインヴェンション8番BWV779」、「イン・ザ・ムード」のほかに、ビートルズの「イエスタデイ」や「シー・ラヴズ・ユー」の冒頭部分が演奏されている[13]。これらのうち、「シー・ラヴズ・ユー」と「イエスタデイ」はリハーサル時にレノンが即興で入れたもの[14]。
ビートルズは、本番の11日前にあたる1967年6月14日にオリンピック・スタジオで本作のバッキング・トラックのレコーディングを開始した[3][15]。リンゴ・スターは普段どおりドラムを演奏しているが[16]、ジョン・レノンはハープシコード、ポール・マッカートニーはダブルベース、ジョージ・ハリスンはバイオリンと不慣れな楽器を演奏した[17][18]。この日は33テイク録音されたうちのテイク10が最適とされ、リダクションされた後に新しい4トラック・レコーダーに移された[3]。
6月19日にレコーディング・スタジオをEMIスタジオのスタジオ2に移し[19]、ジョージ・マーティンのピアノ、レノンのボーカル、ギター、バンジョーに加え[14]、バッキング・ボーカル(「Love, Love, Love」というフレーズ)がオーバー・ダビングされた[20]。
6月23日にオーケストラを交えてリハーサルが行なわれて、その演奏がバッキング・トラックに加えられた[19]。放送前日となる6月24日に、ビートルズは本作を次のシングルとして発表することを決定した[19]。同日に行なわれたリハーサルでは、BBCのテレビクルーをはじめ、100名以上のジャーナリストや写真家による取材が許可された[20][19]。
「愛こそはすべて」は、イギリスで1967年7月7日にB面に「ベイビー・ユーアー・ア・リッチ・マン」を収録したシングル盤としてパーロフォンから発売され[29]、
全英シングルチャートで初登場2位を獲得したのち、3週間にわたって第1位を獲得した[30]。アメリカでは同じ収録内容で7月17日にキャピトル・レコードから発売され[31]、1967年8月19日付のBillboard Hot 100で第1位を獲得[32][33]。『ビルボード』誌の1967年度年間ランキングは第30位[34]。
『キャッシュボックス』誌では2週連続第1位を獲得し、年間ランキング43位[35]。アメリカでは100万枚以上のセールスを記録し、イギリスでは50万枚以上のセールスを記録している。
「All You Need Is Love / The Beatles」