22歳のヴァイオリン弾き 岡本誠司のブログ -2ページ目

22歳のヴァイオリン弾き 岡本誠司のブログ

ヴァイオリンの岡本誠司です!
コンサート情報や活動報告などを中心に更新していく予定です!
よろしくお願いいたします!


まずはブログで宣伝!


今年の9月から活動を始めていた都内の音大生による演奏団体、アンサンブル・ネージュの第1回演奏会が11月27日(水)にあります!

いよいよです!


まずはチラシを。

photo:05




そもそもアンサンブル・ネージュとは。

藝大作曲科1年の浦部 雪くんの呼びかけで藝大、桐朋、東京音大から集まった約70名の演奏者による団体です。

今回はフルオーケストラの作品にも取り組むということでこの人数が集まりましたが、今後は核になるメンバーはそのままにして取り組む作品によってその都度演奏者を募り、流動的かつ意欲的な活動していく予定です!

photo:08



今回僕はコンサートマスターを務めています。

そしてベルクの室内協奏曲ではソロを弾きます!


photo:07




ところで今回の演奏会の2曲目のプログラム、ベルクの室内協奏曲は演奏機会のとても少ない作品です。

1885年ウィーン生まれの作曲家、アルバン・ベルクが1923年に師であるアルノルト・シェーンベルクの50歳の誕生日に向けて作曲しはじめ、1925年に完成した作品。

ヴァイオリンソロ、ピアノソロと、9パートの木管楽器、4パートの金管楽器という珍しい編成!

無調で書かれていて、シェーンベルク,ベルク,ウェーベルンの3人の名前を音名に置きかえた音列、3人の"3"と50歳の"5"をモチーフにした音列などなど、様々な創意工夫が。

難解でありながらも独特な雰囲気が醸し出される、とても聞きごたえのある作品です!

今回を逃すとなかなか聴ける機会がないはずなので、この機会にぜひ!

photo:04





それでは、演奏会の詳細を。



~アンサンブル・ネージュ 第1回演奏会~

日時‥ 2013年11月27日 (水) 19:00開演 (18:30開場)

会場‥タワーホール船堀 大ホール (750席)
(東京都江戸川区船堀4-1-1)
(都営新宿線 船堀駅から徒歩1分)
(新宿から約30分、上野からも約30分)
http://www.towerhall.jp/2event/event.php#eventbhall


曲目‥ ワーグナー: ニュルンベルクのマイスタージンガーより第一幕への前奏曲

ベルク: ヴァイオリン,ピアノと13の管楽器のための室内協奏曲
(ヴァイオリンソロ‥岡本 誠司、ピアノソロ‥リード 希亜奈)

~休憩~

ドビュッシー: 交響詩 『海』

(指揮‥浦部 雪、管弦楽‥アンサンブル・ネージュ)


※チケット料金‥ 前売り800円、当日券1000円


※チケットのお求めやお問い合わせは、コメント欄か岡本誠司のメールアドレスまでよろしくお願いいたします!

seiji.vn@gmail.com

(岡本誠司 PCアドレス)


photo:06




アンサンブル・ネージュ 公式ホームページ

http://ensemble-neige.jimdo.com/



また練習風景などもブログにアップしていきます!


iPhoneからの投稿


11月2日と3日、桐朋学園大学にて桐朋祭がありました!

photo:06





今年はなんと桐朋×藝大合同オーケストラという新企画が。



桐朋祭の実行委員の方が発案して企画をしてくださり、僕も乗らせていただきました。

指揮は石原悠企くん、コンマスは桐原宗生くん。

僕はコンマスの隣のトップサイドでした。


曲目は、ワーグナーのニュルンベルクのマイスタージンガー序曲、トリスタンとイゾルデより、前奏曲と愛の死。

そしてヴェルディの運命の力序曲と、アイーダの凱旋行進曲。

生誕200年のメモリアルイヤーの作曲家2人の作品でした!

とても美味しくて濃くて充実した曲!

特にワーグナーのトリスタンは改めて素晴らしさを実感した!

難しさもだけれど。

photo:07



(photo by 大野さん)




野外ステージでの本番、本番中には面白いアクシデントがいくつもありましたが、なにはともあれとてもとても楽しかった!!!

そしていい刺激にもなりました。


企画や運営をしてくださったみなさま、本当にありがとうございました。

来年もぜひまたこの合同オケ、やりたいです‥!!



1日目はそのあとEnsemble Benedictioと漢オケを聴いてから、夜は仙川で合同オケの打ち上げ!

photo:09



(↑コンマスの桐原くんと)




アンベネの弦楽合奏は本当に素晴らしかったし、漢オケはぜひいつか乗ってみたいと思った!


藝祭でも男ばっかりのオケで、たとえばブラームスの交響曲とか、やりたいけど、そもそも男が少ないし外部からの演奏者はNGだしなー。

この制度が変わらないものかと。




話は戻って、2日目は超絶技巧選手権を聴きに行きました。

三浦文彰くんにも会えた!



今年は藝祭にまったく関われなかった分、桐朋祭は思いっきり楽しみました!

充実した2日間でした!


photo:08





では。今からレッツンへ。


iPhoneからの投稿

最近のこと。


9/22にエベーヌカルテット(Quatuor Ébène)のコンサートを聴きにハクジュホールに行ってきました。

photo:02



エベーヌカルテットの4人、大学(ブローニュ=ビヤンクール音楽院)ではそれぞれ、Vnの2人はジャズドラム専攻、Vaの人はジャズヴォーカル専攻、Vcの人はジャズピアノ専攻だったという異色のカルテット。

2004年になかなか1位が出ないミュンヘン国際音楽コンクールで優勝してから、世界中から引っ張りだこだそうです。


コンサートの前半はハイドン皇帝とメンデルスゾーン2番、後半はジャズプログラム。

以前たまたまテレビでエベーヌの演奏を見た時に、たしかシャンソンの編曲を演奏していたのですが、その時にヴィオラの方のあまりの上手さと巧さに驚きました。

それからいろいろとYouTubeで見たり聴いたりしていましたが、生で聴くのは今回が初めて。



そのエベーヌカルテット、あまりにも素晴らしすぎました。。

ハイドンもメンデルスゾーンも、そして後半のジャズもピアソラもそして4人のアカペラも(!!!)、なにもかもが!

音楽性、センス、技術、どれを取ってもまずひとりひとりが最高のレベルで、4人がぶつかりあって融合した、まさにカルテットの理想そのものでした。

photo:01



↑後半のプログラム



聴いていてわくわくする、どきっとする、感動する、何かが伝わる。

これってそもそも音楽の基本なはずなのだけれど、クラシック音楽、さらに"弦楽四重奏"となると、どうもそういうものからは遠ざかって行くのではないか‥‥というのは大きな誤解だったようです。


100年,200年,300年前の音楽を現代の演奏家が現代の聴衆の前で演奏して何かを伝えるということ。

という堅苦しい筋書き以前に、身体から直接音楽が湧き出してきているような感覚。

音楽を表現したいという強い気持ちと、それを伝えるのに充分なテクニック!

最後の、伝えるのに充分なテクニック、というのが演奏者にとって一番難しいところなのだけれども。


とにかく感動しっぱなしでした。

本当に素晴らしかった。


室内楽をやるなら、というか室内楽以外でも、ああいう熱い音楽をやらなければ、と改めて思いました。


それってとても当たり前のことですが、

そして口で言うのはとても簡単なことですが、

しかし普段いろいろな曲の練習に追われて時間にも追われていると、その当たり前のことを忘れそうになるような気が。


まだまだ道のりは長いです。


‥とにかく今とても室内楽がやりたい!



ーーーーーーーーーーーーーーーーー


さて、そんな中、明日はアンサンブル・ネージュ(Ensemble Neige)の初練習です。

アンサンブル・ネージュは東京藝術大学作曲科1年の浦部 雪くんが新しく立ち上げた団体で、藝大はもちろん、桐朋学園大学や東京音楽大学などからも広く演奏者を募って活動しています。


その1回目の演奏会が11/27(水)にタワーホール船堀の大ホールで開催されます!

曲目は、ワーグナー「マイスタージンガーへの前奏曲」、ベルク「バイオリン、ピアノ、13の管楽器のための室内協奏曲」、ドビュッシー「海」の3曲です。


僕はワーグナーとドビュッシーのコンサートマスター、そしてベルクのヴァイオリンソロをやります!

photo:03




あと2ヶ月でどういう風になっていくのか、とてもとても楽しみです(´-`).。oO


演奏会の詳細はまたブログでもお知らせいたします!

もうしばらくお待ちくださいませ。


それではまた!



練習せねば。


岡本誠司



曇り空を眺めながらの投稿

毎日暑いですねほんとに。

photo:04



藝大は長い夏休みの真っ最中です。

去年は7月の終わりに車山の合宿に行き、8月後半から9月前半はオーストリアとドイツで講習会やコンクールを受けていましたが、

今年はほとんどずっと東京におります。

今やるべきことをしっかりと。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー

ご報告が遅くなってしまいましたが、以前このブログでもお知らせしていた7月19日の東京芸術劇場でのコンサート、無事に終わりました!

photo:01




オーケストラとの合わせは前日1回のリハーサルと当日のゲネプロのみだったのでかなり不安もありましたが、

photo:09



恩師である中澤きみ子先生とのヴィヴァルディの2つのヴァイオリンのための協奏曲、

サン=サーンスの序奏とロンド・カプリチオーソ、

そしてアンコールのヴェルディの乾杯の歌も、無事に弾き終えることができました!

photo:02


↑指揮者の新田孝先生と


フルオーケストラとの本番、そして2000席の大ホールでの演奏はとても貴重で素晴らしい経験になりました‥!

驚きだったのは2000席の客席がほとんど満席だったこと!

そして芸劇の大ホールの音響がとてもとても素晴らしかったこと!

photo:03



お越しいただいたみなさま、ありがとうございました!

そしてなにより、お世話になったすべての方々に感謝感謝です。

またこのような素晴らしいホールで弾かせていただけるように頑張ります!


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


そのあと8月4日には、長野県上田市の上田文化会館にて行われたNAGANO国際音楽祭のガラコンサートに出演させていただきました。

photo:05



NAGANO国際音楽祭には8歳の時から高校2年生までのなんと10年間連続で(!)参加していました。

会場は年によって少しずつ違いましたが、毎年8月にこの音楽祭で素晴らしい先生方のレッスンを受けることはほぼ恒例行事のようになっておりました(´-`).。oO笑

去年、今年と残念ながら参加できずにいたのですが、畏れ多くも音楽祭のガラコンサートに出演させていただくことになり、上田まで行ってまいりました!

ショスタコーヴィチの5つの小品、

photo:06



チャイコフスキーのワルツスケルツォ、

photo:07



そしてコンサートの最後には震災ヴァイオリン2台で日本の歌を弾かせていただきました。

photo:08



またなにかの形でお世話になったこの音楽祭に恩返しさせていただく機会があれば、とても幸いです。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー

また演奏会の予定が決まりましたらこのブログでお知らせいたします!


以上、ご報告でした。


涼しい練習室からの投稿。

タイトルの通り、7/19の東京芸術劇場でのコンサートの前に、6/30(日)にもコンサートがあります!

東京・代々木の定員30~40人ほどの小さなサロンにて!

photo:01



2000人の大ホールで聴くのもとても魅力的ですが、

演奏者の息づかいが聞こえる距離の30人のサロンで聴くのは、また違った魅力があるのではないかと。


7/19のコンサートと同様、お問い合わせやチケットのご予約は下記のメールアドレスまでよろしくお願いいたします!

お気軽にご連絡くださいませ。


seiji.vn@gmail.com
(岡本誠司PC)



~至高の会~

日時: 2013年6月30日(日) 15:00開演 (14:30開場)


会場: サロン・デュオ
(〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷 5-29-7 ドルミ御苑401)
(http://www.altekobo.com/access.html)


出演者: 中澤きみ子(ヴァイオリン), 岡本誠司(ヴァイオリン), 碓井俊樹(ピアノ)


曲目:
ショスタコーヴィチ: 5つの小品 (Vn1 岡本, Vn2 中澤)
ヴィヴァルディ: 2つのヴァイオリンのための協奏曲 イ短調 op.3-8 (Vn1 岡本, Vn2 中澤)

ベルリオーズ: 夢とカプリス op.8 (岡本)
サン=サーンス: 序奏とロンド・カプリチオーソ (岡本)

マスネ: タイスの瞑想曲 (中澤)
サラサーテ: ツィゴイネルワイゼン (中澤)

ほか

(すべての曲目のピアノは碓井俊樹さんです)


※終演後、出演者を囲んでささやかなパーティーをご用意させていただきます。

photo:03





つい先ほどまでこのコンサートの合わせをしていました!( *`ω´)

みなさまぜひお越しください!

photo:02




岡本誠司